十二指腸潰瘍の症状

十二指腸潰瘍とは、十二指腸の粘膜に潰瘍が生じる病気です。
十二指腸の壁は、胃の壁と比べて筋層が薄いため潰瘍が深く進行しやすく、出血や穿孔が発生しやすくなっています。
主に空腹時に胃部の痛みを感じるほかに、胃潰瘍部分の出血によっては吐血や黒い便が出るなどの症状が現れる場合があり、穿孔が発生すると突発的な激しい腹痛が生じます。
潰瘍の治癒と再発を繰り返すと、傷痕が変形し狭窄(きょうさく)を起こしやすくなります。狭窄が起きると、飲食物が通りにくくなって嘔吐などの症状が現れるようになります。

十二指腸潰瘍の原因

十二指腸潰瘍は胃潰瘍と同様に、酸度が強く粘膜を刺激する物質と、粘膜を保護する物質のバランスが崩れて発症する病気です。
バランスを崩す原因としては、ストレスなどが関係しているほかに、ヘリコバクター・ピロリ菌との関係性も考えられています。

十二指腸潰瘍の治療法

胃酸分泌抑制薬などの薬物治療が行われ、再発予防にはピロリ菌除菌療法が有効とされています。
また、潰瘍部分から出血している場合は内視鏡下で止血を行います。
穿孔(せんこう)、狭窄(きょうさく)を併発している場合は手術が必要となる場合もあります。

 

 


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