身体表現性障害(心気神経症)の症状
身体表現性障害(心気神経症)は、体の不調を感じると、そのことに強くこだわり執拗に訴えます。
検査を行い、異常がみられない場合も医師の説明に納得ができず、次々に医療機関を受診する人(ドクターショッピング)も少なくありません。
身体表現性障害には、吐き気、しびれ、嘔吐など多数の症状を訴える「身体化障害」や、首・腰・足などの強い痛みを訴える「疼痛性障害(とうつうせいしょうがい)」、重病なのではないかと症状にとらわれる「心気障害」などがあります。
身体表現性障害(心気神経症)の原因
身体表現性障害(心気神経症)の原因として、遺伝的な素質や性格、養育環境などが関係していると考えられています。
また、神経質な性格の人に多くみられる病気とされています。
身体表現性障害(心気神経症)の治療法
身体表現性障害(心気神経症)には、抗不安剤や抗うつ剤、抗精神病薬などを併用して治療が行われます。
精神療法では、森田療法や精神分析的精神療法などが有効的であるとされています。