細菌性髄膜炎の症状

細菌性髄膜炎はウイルス性髄膜炎と同様の症状があわられますが、ウイルス性髄膜炎よりも危険性が高い病気です。
炎症が悪化して脳に広がると、けいれん、意識障害、昏睡などを起こす場合があります。
日本での発症は少なくなっていますが、髄膜炎菌性髄膜炎(流行性髄膜炎)は、敗血症を伴うことが多いため、皮下出血を起こしたり、ショック状態へ陥ることもあります。

細菌性髄膜炎の原因

細菌性髄膜炎とは、細菌が脳と脊髄を覆っている髄膜に入り込み、炎症を起こすために発症する病気です。
原因となる菌は、肺炎球菌やインフルエンザ菌、大腸菌、連鎖球菌、リステリア菌、髄膜炎菌などで、体力が衰えている人や乳幼児、高齢者が感染すると発症しやすくなります。

細菌性髄膜炎の治療法

細菌性髄膜炎の治療は通常、入院の必要があります。
脳脊髄液を接種して、病原菌を特定する髄液検査を行い、その病原菌に最も効果のある抗菌薬が用いられます。ただし、すでに重い症状が現れている場合は検査の結果を待たずに抗菌薬による治療が行われます。
嘔吐が激しく、食事や水分が取れない場合は脱水症状を引き起こす危険性があるため、必要に応じて点滴治療を行います。

 

 


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