間質性肺炎の症状

肺の中で酸素と二酸化炭素のガス交換を行う肺胞の外側部分(肺胞と肺胞の間)や、気管支の末端と肺胞をつなぐ部分である細気管支の周囲、肺血管の周囲などに存在する組織を、総称して「間質(かんしつ)」と呼んでいます。
間質性肺炎とはこの「間質」に炎症が起こる病気で、咳や疲労感、息切れ、体重減少などの症状がみられます。
急性の場合は数週間、慢性の場合は数年かけて症状が重くなっていきます。まれに急激に病状が悪化し、呼吸困難や心不全を引き起こすことがあります。

間質性肺炎の原因

間質性肺炎発症の原因は多岐にわたりますが、代行的なものとして、マイコプラズマやウイルスによる感染、膠原病の合併症、放射線治療の副作用、カビやアスベスト(石綿)などの影響、薬剤の副作用などが挙げられます。
その他にも原因がわからない特発性間質肺炎もあります。

間質性肺炎の治療法

間質性肺炎発症の原因がはっきりしている場合は原因を取り除く対応が必要です。例えば、放射線治療の副作用であるならば、放射線治療の中止などです。
慢性期や症状が軽い場合は、副腎皮質ステロイド薬を少量服用しながら経過観察を続けます。
特発性間質肺炎で急に症状が悪化した場合は、副腎皮質ステロイド薬を大量に服用します。

 

 


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