虫垂炎(盲腸炎)の症状
虫垂炎(盲腸炎)とは、右下腹部の盲腸の先端にある虫垂とよばれる突起に、何らかの原因で炎症が起こる病気です。
突発的に上腹部に痛みを感じ、その後次第に痛みは右下腹部へ移動します。また、場合によっては吐き気や嘔吐などの症状を伴う場合もあります。
放置すると、虫垂に孔(あな)があき腹膜炎を起こす危険性もあります。
虫垂炎(盲腸炎)の原因
虫垂炎(盲腸炎)は、大腸菌などの細菌が虫垂に感染して起きると考えられますが、感染の原因などは不明とされています。しかし、患者の多くに虫垂の閉塞がみられることから、異物や糞石が詰まって閉塞を起こし、最近などの感染を誘発している可能性があると考えられています。
※糞石とは、粘液に含まれるリン酸石灰が固まって虫垂の末端にたまったものをいいます。
虫垂炎(盲腸炎)の治療法
虫垂炎(盲腸炎)虫垂炎(盲腸炎)は右下腹部に特有の圧迫したときに痛みを感じるかどうかを診る触診や、X線検査、超音波検査などを行い、診断が確定すれば開腹による虫垂切除術を行います。軽症の場合は抗菌薬を服用しながら経過を見ることもあります。