アジソン病の症状

アジソン病とは、慢性原発性副腎皮質機能低下症とも呼ばれる病気で副腎の働きが何らかの原因により損なわれることで副腎皮質ホルモンの分泌が慢性的にできなくなる病気です。


アジソン病では、糖質コルチコイド、鉱質コルチコイドの欠損症状が現れます。主な症状としては皮膚の色素沈着、倦怠感、体重減少、食欲不振、低血圧、低血糖、体毛減少といった全身症状の他、不安や集中力低下といった精神症状がでます。

なお、アジソン病は初期では症状も軽く日常生活に不便はないかもしれません。しかし、同時に怪我や手術などが必要になると副腎クリーゼ(急性腎不全)など重大な病気の引き金ともなります。症状が出ている場合は必ず医師に相談しましょう。

アジソン病の原因

アジソン病は結核菌の感染のほかに、副腎組織に対する自己免疫異常、がんの転移などが原因となります。また、稀に先天性のものもあるとされています。副腎は人体には2つありますが、両側の副腎の90%以上が損傷を受けた場合に発症するといわれています。

アジソン病の治療法

アジソン病の治療方法は、不足している副腎皮質ホルモンを補うためのステロイド薬の服用が行われます。補充療法中に手術や感染などの身体的ストレスが加わる状況になった場合は用量を増やす場合もあります。

 

 


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