クローン病の症状

クローン病とは、口から肛門までの全身の消化器官において発症しうる原因不明の慢性炎症性疾患で、びらんや潰瘍を生じます。20歳代の人に多く見られますが、他の年代の人でも発症する恐れはあります。

症状は腹痛、下痢、体重減少などが挙げられます。慢性化しますが、症状は強い時期(活動期)と、弱い時期(緩解期)を繰り返します。日本国内には患者数は少なく欧米に多い病気でしたが近年、日本人にも患者が増えてきています。日本では難病指定されています。

クローン病の原因

クローン病の原因は明かされていませんが、遺伝性が指摘されています。しかしがなら、従来少なかった日本人の患者数も近年増加していることから食生活なども関連していると考えられています。
また、ストレスや免疫異常なども関連していると考えられています。

クローン病の治療法

クローン病は完全に治る治療法はなく、糖質とタンパク質を小さな分子に分解し、吸収しやすい状態にした成分栄養を取る栄養療法を中心に、ステロイド薬や免疫抑制薬の服用を行う薬物療法を併用して行います。長期にわたる治療が必要となります。
炎症が改善した場合、普通の食事もとることができますが、脂肪や食物繊維の多い食品は避けるべきであるとされています。
通常外科手術は行いませんが、狭窄や腸閉塞、穿孔などの病変が見られる場合は手術が行われることもあります。

 

 


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