機能性胃腸症の症状

機能性胃腸症(きのうせいいちょうしょう)とは、目に見えるはっきりとした器質的疾患(胃炎や胃潰瘍など)が無いにも関わらず、胃もたれ、吐き気、胸やけなどといった胃腸に関する症状が現れる病気のことをさします。

以前はNUD(non ulcer dyspepsia)とも呼ばれましたが近年ではFD(Functional dyspepsia)と呼ばれる事の方が多くなってきました。比較的新しい症状です。
機能性胃腸症(NUD・FD)は症状別に下記の4つの病型に分類されます。

(1)胃食道逆流方
胸焼けやげっぷなどの症状。

(2)運動不全型
膨満感や食欲不振などの症状。

(3)潰瘍症状型
空腹時に胃が痛む、腹部の上のほうに不快感がある。

(4)非特異型
うつなどの精神症状がみられる。

機能性胃腸症の原因

機能性胃腸症は、詳しい原因は明らかにされていませんが、胃の運動機能の低下や胃酸分泌の異常がかかわっているとみられています。現在では様々なストレスなどが胃の機能低下を招いているともいわれています。

機能性胃腸症の治療法

機能性胃腸症の治療として、食生活指導や生活習慣の改善などが指導されます。また、胃食道逆流型と潰瘍症状型に対しては「胃酸分泌抑制薬」であるH2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬の服用を行います。
運動不全型には消化管運動機能改善約が効果的です。非得意型は精神症状が主となるため、抗不安薬や作用の弱い抗うつ薬などを用いて治療を行います。

 

 


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