病気診断.net病名・症状から調べる病気の辞典
  • 横隔膜ヘルニア(先天性・外傷性)

    横隔膜ヘルニアは、胸とお腹を隔てる横隔膜の欠損や損傷から、お腹の臓器が胸側へ入り込む状態です。生まれつきのものは胎児期から肺の発育を妨げ、生まれた直後に強い呼吸障害を起こすことがあります。一方、事故などで横隔膜…

  • 慢性呼吸不全

    慢性呼吸不全は、肺や呼吸の筋肉などの働きが低下し、血液の酸素が不足する状態が1か月以上続くことです。二酸化炭素が増える人もいますが、必ず増えるわけではありません。階段や坂道で息切れし、進むと日常の動作でも苦しく…

  • 急性呼吸不全

    急性呼吸不全は、短い時間で呼吸が十分に働かなくなり、血液の酸素が不足したり二酸化炭素がたまったりする危険な状態です。急な強い息苦しさ、呼吸が速い、唇の色が悪い、混乱や強い眠気がある場合は救急車を呼んでください。…

  • 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)

    急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は、肺炎や敗血症、大きなけがなどをきっかけに肺全体に強い炎症が起き、肺胞に液体がたまって急に酸素を取り込みにくくなる重い病態です。原因となる病気の発症後、数時間から数日で強い息苦し…

  • カルチノイド症候群

    カルチノイド症候群は、神経内分泌腫瘍が分泌するセロトニンなどの物質が全身に作用し、顔や首のほてり・赤み、繰り返す下痢、腹痛、喘鳴などを起こす状態です。長く続くと心臓の弁に影響することもあります。ほてりや下痢だけ…

  • 乳腺線維腺腫

    乳腺線維腺腫は乳房にできる良性のしこりで、若い世代に多く、表面が滑らかで動きやすいことがあります。ただし、触った感じや痛みの有無だけで線維腺腫や乳がんと決めることはできません。新しいしこり、急に大きくなるしこり…

  • 乳腺葉状腫瘍

    乳腺葉状腫瘍は乳房にできるまれなしこりで、良性・境界型・悪性に分かれます。短期間で大きくなることがありますが、触った感じだけで線維腺腫や乳がんと区別はできません。新しいしこりや急に大きくなるしこりは、痛みがなく…

  • 乳腺症

    乳腺症は、月経周期などに伴う乳腺の良性の変化をまとめた呼び名です。乳房の張りや痛み、しこりのような硬さが月経前に強まり、月経後に軽くなることがあります。乳腺症そのものが乳がんになるわけではありません。ただし新し…

  • 乳がん

    乳がんは乳腺の組織にできるがんです。初期には症状がないこともあり、しこりの硬さや痛みだけで判断できません。新しいしこり、皮膚のくぼみ、乳頭から血の混じる分泌、乳頭・乳輪のただれなどに気付いたら、検診の時期を待た…

  • 胃びらん

    胃びらんは、胃の粘膜の表面が浅く傷ついた状態を表す所見です。症状がないこともありますが、みぞおちの痛みや不快感、吐き気などが起こる場合があります。出血すると吐血や黒い便、立ちくらみなどが現れることがあります。血…

  • 偽膜性大腸炎

    偽膜性大腸炎は、大腸の粘膜に「偽膜」と呼ばれる膜状の変化がみられる病態で、多くはクロストリディオイデス・ディフィシル(C. difficile)感染症の一型です。抗菌薬の服用中や終了後に水様性下痢、腹痛、発熱な…

  • 大腸憩室

    大腸憩室は大腸の壁の一部が袋状に外へふくらんだ状態です。憩室があるだけでは症状がないことが多く、炎症を起こした「憩室炎」では腹痛や発熱、吐き気など、血管から出血する「憩室出血」では血便・下血などがみられます。腹…

  • 大腸ポリープ

    大腸ポリープは大腸や直腸の粘膜から盛り上がる病変の総称です。多くは無症状で、便潜血検査の精密検査や大腸内視鏡で見つかります。種類は腺腫、鋸歯状病変、炎症性ポリープなどさまざまで、すべてががんになるわけではありま…

  • 胆嚢摘出後症候群

    胆嚢摘出後症候群は、胆嚢を取った後に腹痛、吐き気、消化不良、下痢などが続く、または新たに生じる状態の総称です。一つの病気や単一の原因を指す名前ではありません。多くの術後症状は時間とともに改善しますが、続く場合は…

  • 回虫症

    回虫症は、人の小腸に寄生する回虫の卵を口から取り込んで起こる感染症です。感染しても無症状のことがあります。腹痛や吐き気、幼虫が肺を通る時期のせきがみられ、多数の虫がいると腸閉塞、胆道に入り込むと強い腹痛などを起…

  • 裂頭条虫症

    裂頭条虫症は、生または加熱が不十分な魚にいる裂頭条虫の幼虫を食べて感染する条虫症です。サケ・マス類などが感染源になる種類があります。無症状の人も多く、腹部の不快感、下痢、吐き気などが出ることがあります。便に白く…

  • アニサキス症

    アニサキス症は、生または十分に加熱・冷凍されていない魚介類のアニサキス幼虫が胃や腸の壁に入り込み、症状を起こす食中毒です。生魚を食べてから数時間以内に強いみぞおちの痛みや吐き気が起こる胃アニサキス症が多い一方、…

  • 腎結石・尿管結石

    腎結石・尿管結石は、尿中の成分が固まった結石が腎臓や尿管にある状態です。腎臓内では症状がないこともありますが、尿管に詰まると急なわき腹・腰・下腹部の痛み、血尿、吐き気などが起こります。感染や尿の流れの閉塞を伴う…

  • 痔瘻

    痔瘻は、肛門の内側と周囲の皮膚が細いトンネル状の管(瘻管)でつながった状態です。肛門周囲膿瘍の後に生じることが多く、皮膚の小さな穴から膿が出たり、腫れと痛みを繰り返したりします。膿が出て一時的に楽になっても治っ…

  • 裂肛

    裂肛(切れ痔)は、肛門の出口付近の皮膚に小さな裂け目ができる状態です。排便中に鋭い痛みが生じ、排便後もしばらく続くことがあり、紙や便に少量の鮮血が付くことがあります。ただし、肛門出血をすべて裂肛と決めることはで…

  • 薬剤性大腸炎(薬剤性腸炎)

    薬剤性大腸炎は、薬の使用に関連して大腸に炎症や障害が起こる状態の総称です。下痢、腹痛、血便などがみられますが、原因薬と発症の仕組みによって症状も時期も異なり、「服用後3~4日で必ず発症」とは言えません。血便、強…

  • 腸管出血性大腸菌感染症(O157など)

    腸管出血性大腸菌感染症は、毒素を作る大腸菌による感染症です。O157のほか、O26やO111などもあります。下痢、強い腹痛、血便がみられ、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を合併することがあります。症状が軽い場…

  • ジアルジア症

    ジアルジア症は原虫ジアルジアに感染して起こる腸の病気です。下痢、腹痛、ガス、吐き気、疲れやすさが現れ、脂っぽく悪臭のある便が出ることもあります。症状がない人もいます。下痢が続く、体重が減る、旅行やキャンプの後に…

  • 旅行者下痢症

    旅行者下痢症は、渡航中または帰国後に起こる下痢の総称で、原因をひとつに決める病名ではありません。腹痛、吐き気、嘔吐、発熱を伴うこともあります。多くは短期間で軽快しますが、血便、高熱、強い腹痛、飲めない嘔吐、尿が…

  • 乳糖不耐症

    乳糖不耐症は牛乳などに含まれる乳糖を消化しにくく、摂取後に腹部の張り、ガス、腹痛、下痢などが起こる状態です。離乳後にラクターゼという酵素が減って起こる型が多く、生まれた時から酵素がほとんどない型は非常にまれです…

  • 膵嚢胞

    膵嚢胞は膵臓の中や周囲にできる液体を含んだ袋状の病変です。画像検査で偶然見つかることが多く、無症状のこともあります。膵炎後の炎症性の嚢胞と、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)などの腫瘍性の嚢胞では対応が異なります…

  • ウィルムス腫瘍

    ウィルムス腫瘍(腎芽腫)は主に小児の腎臓にできる悪性腫瘍です。痛みのないお腹のしこりや膨らみをきっかけに見つかることが多く、血尿、腹痛、高血圧、発熱などがみられる場合もあります。これらの症状だけで病名は決められ…

  • 羊水過多症

    羊水過多は赤ちゃんを包む羊水が多い状態です。自覚症状がないこともありますが、お腹の張りや急な腹囲の増加、息苦しさなどがみられる場合があります。羊水が多いかどうかは腹囲や推定量だけで決めず、妊婦健診の超音波検査で…

  • 収縮性心膜炎

    収縮性心膜炎は、心臓を包む心膜が硬くなり、心臓が広がって血液を取り込む動きが妨げられる病気です。足のむくみ、腹部の張りや腹水、疲れやすさ、息切れ、食欲低下などが起こります。徐々に進むこともありますが、炎症を伴う…

  • たんぱく漏出性胃腸症

    蛋白漏出性胃腸症は、血液中の蛋白質が胃や腸から過剰に失われ、血中アルブミンが低くなる状態です。足や顔のむくみ、腹水、下痢、腹痛、体重の変化などがみられます。むくみの原因は腎臓・肝臓・心臓の病気などもあるため、症…

  • 直腸炎

    直腸炎は直腸の粘膜に炎症が起こる状態です。便が残っていなくても便意が続く、急にトイレに行きたくなる、肛門や直腸の痛み、下痢または便秘、血液・粘液・膿が出るなどの症状があります。血便や膿、強い腹痛がある場合は早め…

  • 内痔核

    内痔核は肛門の内側のクッション状組織が腫れ、出血や脱出などの症状を起こす状態です。排便時に痛みの少ない鮮血が出る、肛門から組織が出て戻る、かゆみや粘液があることがあります。ただし血便は大腸の病気でも起こり、痛み…

  • 肛門掻痒症

    肛門掻痒症は肛門の周囲がかゆくなる症状の総称です。かくことで皮膚が傷み、かゆみがさらに強くなることがあります。湿り気や少量の便・粘液、洗いすぎ、皮膚炎、痔など複数の原因があり、見た目だけで原因は決められません。…

  • ぎょう虫症

    ぎょう虫症は小さな寄生虫が腸に住む感染症です。症状がない人も多い一方、夜間に雌の虫が肛門周囲に卵を産むため、寝ている間や朝に肛門がかゆくなり、睡眠を妨げることがあります。夜間のかゆみだけで確定はできません。子ど…

  • 肛門ポリープ

    肛門ポリープは、肛門内の小さな隆起を指す言葉で、多くは肛門乳頭が炎症などで大きくなった良性の病変です。慢性の裂肛に伴って見つかることがあります。小さい場合は症状がないことも、大きい場合は違和感や脱出を感じること…

  • 肛門周囲膿瘍

    肛門周囲膿瘍は肛門や直腸の周囲に膿がたまる感染症です。肛門付近の急な強い痛み、腫れ、赤み、発熱がみられます。深い場所の膿瘍では外から腫れが見えないこともあります。痛みや発熱が強い、腫れが広がる場合は早めに診察を…

  • 外痔核

    外痔核は肛門の外側の皮膚に覆われたクッション状組織が腫れた状態です。血の塊ができる血栓性外痔核では、急に痛む青紫色のしこりとして気付くことがあります。ただし肛門のしこりや痛みを見た目だけで外痔核と決められません…

  • 直腸ポリープ

    直腸ポリープは直腸の粘膜にできた隆起です。小さいものは症状がないことが多く、大腸内視鏡検査などで偶然見つかります。種類や大きさによっては出血がみられますが、血便の原因をポリープだけと決められません。便に血が混じ…

  • 胆道閉鎖症

    胆道閉鎖症は新生児・乳児の胆管がふさがり、胆汁が腸へ流れにくくなる病気です。黄疸が長引く、尿が濃い、便が白・灰色だけでなく薄い黄色になることがあります。母子健康手帳の便色カードと比べ、便が薄い、黄疸が続く場合は…

  • 遊走腎

    遊走腎は、寝た姿勢と立った姿勢などで腎臓の位置が通常より大きく変わる状態です。腎下垂や腎下垂症という言葉も使われますが、位置の変化だけを指す場合と、症状を伴う場合を区別する説明があります。無症状のこともあり、症…

  • 筋筋膜性腰痛

    筋筋膜性腰痛は、腰を支える筋肉や筋膜が関係すると考えられる腰痛です。長く同じ姿勢でいた後や腰を使った後に痛みやこわばりを感じることがあります。ただし腰の痛みだけで原因を決めることはできず、椎間板、骨、神経、内臓…

  • 脊椎椎体骨折(圧迫骨折)

    脊椎椎体骨折は、背骨の椎体が折れたりつぶれたりするけがです。『圧迫骨折』とも呼ばれます。背中や腰の痛みが出ますが、骨粗しょう症で骨が弱くなっている場合は転倒などの軽い力で起こり、痛みが軽いこともあります。背が縮…

  • 多発性嚢胞腎

    多発性嚢胞腎(PKD)は、腎臓に液体のたまった袋である嚢胞が多くできる遺伝性の病気です。常染色体顕性(優性)のADPKDと、常染色体潜性(劣性)のARPKDがあります。ADPKDは成人で見つかることが多く、初め…

  • 尿路感染症(小児)

    尿路感染症は、主に細菌が尿道や膀胱、腎臓などに感染する病気です。この記事は子どもの尿路感染症を扱います。膀胱炎では排尿時の痛み、頻尿、出しにくさなどが見られ、腎盂腎炎では発熱、腹痛、背中の痛み、吐き気・嘔吐など…

  • 血栓性静脈炎

    血栓性静脈炎は、静脈に血栓と炎症が生じ、血管に沿った痛み、赤み、熱感、腫れなどを起こす病気です。皮膚のすぐ下の静脈では、硬い筋やしこりのように触れることもあります。この記事では主に表在性の病気を扱います。深部静…

  • 急性腰痛(ぎっくり腰)

    ぎっくり腰は突然起こる強い腰痛の通称で、原因を一つに決める診断名ではありません。物を持ち上げたり腰をひねったりしたときに起こるほか、特別な動作がなくても始まります。痛みで動きにくくなる場合があります。発熱、安静…

  • 変形性股関節症

    変形性股関節症は、脚の付け根にある股関節の軟骨や骨に変化が起こり、痛みや動かしにくさが生じる病気です。立ち上がりや歩き始めに脚の付け根が痛み、進むと長く歩きにくい、靴下を履きにくい、夜間も痛むなど生活に影響しま…

  • 腰椎分離症・腰椎すべり症

    腰椎分離症は、腰の骨の後方に繰り返し力がかかって小さな亀裂ができる状態です。成長期のスポーツ選手で起こりやすく、腰を反らしたときに痛むことがありますが、症状がない人もいます。分離部が残った状態で骨がずれると『分…

  • 副甲状腺機能低下症

    副甲状腺機能低下症は、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が不足して、血中のカルシウムが低下し、リンが高くなることなどが起こる病気です。手足や口の周りのしびれ、筋肉のこわばり・けいれんが現れます。 手足の筋肉が不随…

  • デュピュイトラン拘縮

    デュピュイトラン拘縮は、手のひらに硬いこぶや筋状のつっぱりができ、薬指や小指が少しずつ手のひら側に曲がって伸ばしにくくなる病気です。通常は強い痛みや腫れは目立ちません。手を机に平らにつけられない、洗顔・手袋の着…

  • ガングリオン

    ガングリオンは、手首や指の付け根などの関節や腱鞘の近くにできる、ゼリー状の内容物を持つしこりです。手首の甲側に多く、硬さや大きさはさまざまです。通常は痛みがありませんが、神経の近くでは痛み、しびれ、動かしにくさ…

  • ばね指

    ばね指(弾発指)は、指の付け根の手のひら側で腱の滑りが悪くなり、曲げ伸ばしの際に引っかかる病気です。付け根の痛みや腫れが先に出て、朝に動かしにくいことがあります。進むと指がカクンとはねるようになり、曲がったまま…

  • ヘバーデン結節

    ヘバーデン結節は、指先に最も近い第1関節が腫れたり、こぶができたり、曲がったりする手指の変形性関節症です。痛みが出ることもありますが、すべての人で強い変形が進むわけではありません。第2関節の変化はブシャール結節…

  • ドケルバン病

    ドケルバン病は、親指側の手首を通る2本の腱と腱鞘の周囲に起こる腱鞘炎です。親指を開く、物を持つなどの動作で手首の親指側が痛み、腫れることがあります。指の付け根で引っかかる「ばね指」とは痛む場所が違います。親指の…

  • キーンベック病

    キーンベック病は、手首の中央にある月状骨の血流が悪くなり、骨が傷んだりつぶれたりする病気です。手を使った後に手首の痛みや腫れが出る、握力が落ちる、手首を動かしにくいなどの症状があります。手首の痛みが続く場合は、…

  • マレットフィンガー

    マレットフィンガー(槌指)は、指先の第1関節が曲がったままになり、自分の力では伸ばせなくなるけがです。ボールが指先に当たるなどの突き指で起こり、痛みや腫れが軽い場合もあります。手で助ければ伸びても、自力で伸びな…

  • 橈骨遠位端骨折

    橈骨遠位端骨折は、前腕の親指側にある橈骨が手首に近い部分で折れるけがです。転倒して手をついた後に手首が痛み、短時間で腫れたり、形が変わったりします。指がしびれる場合は神経が圧迫されている可能性があります。骨折が…

  • 鎖骨骨折

    鎖骨骨折は、首の下から肩に伸びる鎖骨が折れるけがです。肩から転倒した後に鎖骨付近が痛み、腫れや皮下出血が出たり、腕を上げにくくなったりします。骨のずれによって鎖骨の形が変わることもあります。骨が皮膚を突き破って…

  • 舟状骨骨折

    舟状骨骨折は、親指側の手首にある舟状骨が折れるけがです。転倒して手をついた後、親指の付け根や手首の親指側が痛み、腫れることもあります。痛みが比較的軽く、捻挫と思われる場合もあります。親指側を押すと痛い、手首の痛…

  • 上腕骨顆上骨折

    上腕骨顆上骨折は、上腕の骨が肘の少し上で折れるけがで、子どもに多くみられます。転倒や遊具からの転落後に肘が強く痛み、腫れ、動かせなくなる場合は骨折を疑います。指がしびれる、動かしにくい、手が冷たい・色が悪い場合…

  • 上腕骨外顆骨折

    上腕骨外顆骨折は、肘の外側にある上腕骨の一部が折れるけがで、子どもに多くみられます。転倒して手をついた後に肘の外側が痛み、腕を動かしたがらなくなります。腫れが目立たない場合もあるため、肘の痛みが続くときは整形外…

  • 変形性肘関節症

    変形性肘関節症は、肘の関節が傷んで痛みや曲げ伸ばしの制限が出る病気です。肘を動かすと痛み、休むと軽くなることがあります。曲げ伸ばしが難しくなり、急に肘が引っ掛かって動かなくなることもあります。小指と薬指の小指側…

  • 肘部管症候群

    肘部管症候群は、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫・牽引されて起こる神経の障害です。初期には小指と薬指の小指側がしびれ、進むと指を開閉しにくい、細かな作業がしづらい、手の筋肉がやせるなどの症状が出ます。しびれが続く、…

  • 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

    テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、肘の外側につく腱に負担がかかり、物をつかんで持ち上げる、タオルを絞るなどの動作で肘の外側から前腕が痛む状態です。テニスをしない人にも起こり、安静時は痛みが少ない場合があります。症…

  • 野球肘

    野球肘は、投球を繰り返すことで肘に負担がかかって起こる障害の総称です。成長期の選手に多く、投球中や投球後に肘が痛んだり、曲げ伸ばしがしにくくなったりします。内側・外側・後方など痛む場所や傷む組織は人によって異な…

  • 手湿疹

    手湿疹は手の皮膚に起こる湿疹の総称で、乾燥やひび割れ、赤み、かゆみ、小さな水疱など症状はさまざまです。指先だけ、手のひら、手の甲など場所も異なり、繰り返したり長引いたりします。症状の見た目だけで原因を一つに決め…

  • 爪白癬

    爪白癬(爪水虫)は白癬菌が爪に感染した状態です。爪が白色や黄色に濁り、厚くなる、先から崩れるなどの変化が出ます。通常、爪そのものはかゆくありません。厚い爪が靴に当たって痛む場合はあります。ただし外傷や乾癬などで…

  • 爪周囲炎

    爪周囲炎(爪囲炎)は、手足の爪の周りの皮膚に炎症が起こる状態です。急性では爪の脇が赤く腫れて痛み、膿がたまることがあります。慢性では赤みや腫れが長く続き、爪の形が変わることもあります。赤みが指全体へ広がる、強い…

  • 匙型爪甲

    匙型爪甲(スプーン爪)は、爪の中央がくぼみ、先端や両側が反り返る形の変化です。特に手の親指・人差し指・中指など、よく使う指に見られます。爪の形だけで貧血や別の病気が確定するわけではありません。新たに形が変わった…

  • 爪甲剥離症

    爪甲剥離症は、爪が先端や側面から下の皮膚(爪床)を離れ、白っぽく見える状態です。痛みがないこともありますが、急に起きたり炎症を伴ったりすると痛むことがあります。剥がれた部分がそのまま再び爪床に接着するわけではな…

  • 時計ガラス爪

    時計ガラス爪(時計皿爪)は、爪が指先を包むように強く丸くなり、指先も太く見える変化です。『ばち指』に伴うことがあります。徐々に起こるため本人が気づきにくく、痛みがない場合もあります。新たに爪や指先の形が変わった…

  • 急性動脈閉塞症

    急性動脈閉塞症は、腕や脚へ向かう動脈の血流が突然途絶える病気です。多くは脚に起こり、突然の強い痛み、足先の冷たさや蒼白、しびれ、動かしにくさなどが現れます。症状がすべてそろうとは限りません。血流が戻らないと神経…

  • 痛風

    痛風は、関節などにたまった尿酸塩の結晶に対して炎症が起こる病気です。急に関節が赤く腫れ、強く痛む発作が特徴です。足の親指の付け根に多いものの、足首や膝などにも起こります。 高尿酸血症の人すべてが痛風を発症するわ…

  • 足関節靱帯断裂

    足関節靱帯断裂は、足首をひねるなどして関節を支える靱帯が切れた状態です。痛み、腫れ、皮下出血、体重をかけにくい症状が出ます。足首の骨折も似た症状を起こします。明らかな変形、骨の一点が強く痛む、数歩も歩けない、足…

  • リンパ浮腫

    リンパ浮腫は、リンパ液の流れが障害され、腕や脚などがむくむ状態です。重さ、張り、動かしにくさから始まり、長く続くと皮膚が硬くなることがあります。がん手術や放射線治療の直後だけでなく、数年後に始まる場合もあります…

  • 掌蹠膿疱症

    掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に小さな水疱・膿疱が繰り返し現れ、赤みや皮むけを伴う病気です。膿疱は通常、細菌が増えた『うつる膿』ではありません。見た目が似る病気もあるため、皮膚科で診断を確認します。胸の前の関節…

  • 肺性心

    肺性心(はいせいしん)は、肺や肺血管の病気などによって肺へ血液を送るときの抵抗が高まり、心臓の右心室に負担がかかって、右心室の形や働きに変化が生じた状態です。初めは原因の肺疾患による息切れや疲れやすさが目立つこ…

  • バージャー病

    バージャー病(閉塞性血栓血管炎)は、手足の末端に近い動脈が炎症と血栓で詰まり、血流が不足する病気です。指先の冷え・色の変化・しびれ、歩くと足が痛む症状から、安静にしていても痛む、傷や潰瘍が治らない症状までありま…

  • 下肢静脈瘤

    下肢静脈瘤は、脚の皮膚に近い静脈がこぶ状に膨らむ状態です。脚のだるさ、むくみ、痛み、こむら返り、かゆみが起こり、長く続くと湿疹や色素沈着、皮膚潰瘍につながることがあります。症状が軽くても気になる場合や皮膚の変化…

  • 坐骨神経痛

    坐骨神経痛は、お尻から太もも、ふくらはぎ、足にかけて広がる痛みやしびれを指す症状名です。多くは片脚に出ますが、痛み方や範囲は人によって異なります。脚の力が入りにくい場合もあります。両脚のしびれや脱力が強くなる、…

  • 特発性大腿骨頭壊死症

    特発性大腿骨頭壊死症は、股関節をつくる大腿骨頭の一部で血流が障害され、骨が壊死する病気です。壊死が起きただけでは痛みがないこともあります。体重を支える部分がつぶれる(圧潰する)と比較的急に股関節が痛み、足を引き…

  • 大腿骨内顆骨壊死症

    大腿骨内顆骨壊死症は、膝の内側で体重を支える大腿骨の端に起こる病変に従来から使われてきた病名です。中高年以降に、はっきりしたけががなく急に膝の内側が強く痛むことがあります。近年、従来『膝の特発性骨壊死』と呼ばれ…

  • 離断性骨軟骨炎

    膝離断性骨軟骨炎は、膝関節の軟骨の下にある骨が弱くなり、進むと骨と軟骨の一部が周囲から離れる病気です。成長期の人にみられ、初期は運動後の鈍い痛みや違和感だけのこともあります。病変が不安定になると腫れや引っかかり…

  • 外反母趾

    外反母趾は、足の親指が第2趾側へ曲がり、親指の付け根の内側が出っ張る変形です。靴が当たって赤くなり、痛みや歩きにくさが生じることがあります。見た目の曲がりだけで手術が必要とは限りません。頭痛や肥満、むくみなどを…

  • 足底腱膜炎

    足底腱膜炎は、かかとの下から足の指の付け根へ伸びる足底腱膜に負担がかかり、かかとの内側寄りや足裏が痛む状態です。朝起きて最初の一歩、長く座った後の歩き始めに強く痛み、動き始めると軽くなることがあります。痛みが続…

  • アキレス腱周囲炎

    アキレス腱周囲炎は、かかととふくらはぎをつなぐアキレス腱の周囲組織が痛み、腫れる状態です。走る・跳ぶ・階段を上る動作で痛み、朝や休息後にこわばることがあります。似た症状は腱そのものの障害や断裂でも起こるため、場…

  • 大腿骨頭すべり症

    大腿骨頭すべり症は、成長期の大腿骨の骨頭が成長軟骨の部分でずれる病気です。股関節だけでなく、太ももや膝の痛み、足を引きずる歩き方として現れることがあります。数週から数か月かけて進み、歩ける場合もあります。急に体…

  • 膝蓋骨亜脱臼症候群

    膝蓋骨亜脱臼は、膝のお皿が本来の溝から一部ずれて不安定になる状態です。完全に溝から外れる膝蓋骨脱臼とは程度が異なります。膝の前側の痛み、ずれる感覚、腫れや動かしにくさが生じます。脱臼が自然に戻っても骨や軟骨が傷…

  • 鵞足炎

    鵞足炎は、膝の内側で関節の少し下に付く三つの腱や、その下の滑液包の周囲が痛む状態です。階段の上り下り、走る、立ち上がる動作などで痛み、押すと局所に圧痛が出ることがあります。スポーツをしない人にも起こります。膝の…

  • 肉ばなれ

    肉離れは、急なダッシュや切り返しで筋肉が伸ばされる力に耐えきれず、筋線維が傷つくけがです。太ももやふくらはぎに突然の痛みが出て、力が入りにくくなります。腫れや内出血、触って分かるへこみは重さによって異なり、必ず…

  • アキレス腱断裂

    アキレス腱断裂は、ふくらはぎの筋肉と踵をつなぐ腱が切れるけがです。走る・跳ぶ・急に踏み出す動作のとき、後ろから蹴られたような感覚や破裂音があり、かかとの上が痛んでつま先立ちが難しくなります。断裂していても歩ける…

  • 疲労骨折

    疲労骨折は、同じ骨に繰り返し負荷がかかり、修復が追いつかず小さな傷から骨折へ進む状態です。すねや足の甲などで運動時の限られた場所に痛みが出て、進むと歩行中や安静時にも痛むことがあります。練習を続けると骨折が広が…

  • シンスプリント

    シンスプリント(内側脛骨ストレス症候群)は、走る・跳ぶ運動を繰り返したときに、すねの骨の内側に沿って痛む状態です。運動中や運動後に痛み、進むと日常の歩行でも気になることがあります。痛みが一点に強く限局する、休ん…

  • 膝半月板断裂

    膝半月板断裂は、膝の中で衝撃を和らげる半月板に裂け目ができた状態です。膝の痛み、腫れ、曲げ伸ばしの引っかかりが起こり、膝が動かなくなる『ロッキング』を伴うこともあります。断裂していても歩ける人がいます。膝が伸び…

  • 膝関節靱帯断裂

    膝関節靱帯断裂は、膝を支える靱帯が強く引き伸ばされて切れるけがです。急な方向転換、着地、転倒や衝突の後に痛み、腫れ、膝が外れそうな不安定感が現れます。膝を曲げ伸ばしできない、体重をかけられない、変形がある場合は…

  • オスグット・シュラッター病

    オスグッド・シュラッター病は、成長期に膝のお皿の下にある脛骨結節が痛む状態です。走る、跳ぶ、しゃがむ、膝をつく動作で痛み、出っ張りや圧痛がみられます。男子だけの病気ではありません。運動中に膝前面が痛む場合でも、…

  • ジャンパーズ膝

    ジャンパー膝は、膝のお皿の下にある膝蓋腱が繰り返す負荷に対応できず痛む膝蓋腱障害です。ジャンプの踏み切りや着地、走行、階段やしゃがみ込みで、お皿のすぐ下が局所的に痛みます。急に『ブチッ』とした感覚があり膝を自分…

  • 大腿骨頸部骨折

    大腿骨頸部骨折は、股関節の付け根に近い大腿骨の細い部分が折れるけがです。高齢者では転倒をきっかけに起こり、脚の付け根や太ももが痛み、立つ・歩くことが難しくなります。脚が短く見えたり外側を向いたりする場合もありま…

  • 股関節脱臼

    股関節脱臼は、大腿骨の丸い骨頭が骨盤の受け皿から外れた状態です。成人などの外傷性脱臼は交通事故や高所からの転落など強い力で起こり、激しい股関節痛、脚の変形、歩けない状態を生じる医療上の緊急事態です。無理に脚を動…

  • たこ・うおのめ

    たこ(胼胝)とうおのめ(鶏眼)は、同じ場所への摩擦や圧迫が続いて皮膚の表面が厚くなったものです。たこは広い範囲が硬くなり、うおのめは小さな芯を持って押すと痛みやすい傾向があります。たこも痛むことがあり、痛みだけ…

  • 巻き爪

    巻き爪は爪の端が内側へ強く曲がった状態です。爪の端が周囲の皮膚に食い込んで赤み、腫れ、痛みが出る状態は陥入爪と呼び、両者は重なることもありますが同じ意味ではありません。巻き爪でも痛みがない場合があります。膿が出…

  • 筋強直性ジストロフィー

    筋強直性ジストロフィーは、筋肉を動かした後に力を抜きにくい筋強直(ミオトニー)と、徐々に進む筋力低下を特徴とする遺伝性の病気です。握った手をすぐに開けない、つまずきやすいなどの症状が出ます。成人になってから気づ…

  • 頚椎後縦靱帯骨化症

    頚椎後縦靱帯骨化症は、首の骨の内側を縦に走る靱帯が骨のように硬く厚くなり、脊髄や神経を圧迫し得る病気です。画像で骨化が見つかっても症状がない人がいます。症状が出ると手足のしびれ、ボタンを留めにくい・箸を使いにく…

  • 変形性膝関節症

    変形性膝関節症は、膝の軟骨だけでなく骨、滑膜、靱帯、筋肉など関節全体に変化が起こり、痛みや動かしにくさが生じる病気です。立ち上がりや歩き始めに痛み、進むと階段や歩行がつらくなり、膝が腫れたり水がたまったりします…

  • 先天性内反足

    先天性内反足は、生まれたときから足先や足裏が内側を向き、足首が下を向くなどの変形があり、手で簡単には正しい位置へ戻せない状態です。片足にも両足にも起こります。乳児期は通常痛みませんが、治療せずに成長すると足裏で…

  • 先天性股関節脱臼

    先天性股関節脱臼と呼ばれた状態は、現在は発育性股関節形成不全と呼び、股関節が外れる脱臼だけでなく、外れかける亜脱臼や受け皿が浅い状態も含みます。片側にも両側にも起こり、乳児には痛みなど目立つ症状がないことがあり…

  • ペルテス病

    ペルテス病は、子どもの大腿骨頭への血流が一時的に障害され、骨が弱くなる病気です。最初は足を引きずる歩き方だけのことがあり、股関節のほか太ももや膝が痛む場合もあります。痛みが強くなくても、跛行が続く、股関節を開き…

  • 転換性障害

    転換性障害は、現在『機能性神経症状症(機能性神経障害)』とも呼ばれます。手足が動かしにくい、震える、感覚が変わる、声が出にくい、発作のような症状などが起こり、本人にとって実際の症状です。思い込みや演技で起こして…

  • 前置胎盤

    前置胎盤は、胎盤が子宮の下部に付着し、子宮口を覆っている状態です。胎盤が子宮口に近いものの覆っていない状態は低置胎盤と呼ばれ、区別して評価します。妊娠中は症状がないこともありますが、妊娠後半に痛みのない性器出血…

  • シラミ病

    シラミ症は人に寄生するシラミによるもので、アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミでは住む場所と対応が違います。かゆみや掻いた傷が出ることがありますが、かゆみだけで判断せず、頭皮、衣類の縫い目、陰毛など、疑う種類に…

  • 過活動膀胱

    過活動膀胱は、突然起こる我慢しにくい強い尿意(尿意切迫感)を中心に、昼間の頻尿や夜間に排尿のために起きる症状などがある状態です。トイレに間に合わず漏れる切迫性尿失禁を伴うこともありますが、尿漏れのない人もいます…

  • 腹圧性尿失禁

    腹圧性尿失禁は、咳・くしゃみ、走る、重い物を持つなど、お腹に力がかかったときに意図せず尿が漏れる状態です。女性に多く、妊娠・出産後などにもみられます。突然の強い尿意とともに漏れる切迫性尿失禁とは区別しますが、両…

  • 腎外傷

    腎外傷は、交通事故、転落、スポーツなどで強い衝撃を受け、腎臓が傷つくことです。腎損傷とも呼びます。腰・わき腹・腹部の痛みや血尿が生じることがありますが、血尿が出ない場合もあります。出血や尿漏れを伴う場合があり、…

  • IgA腎症

    IgA腎症(アイジーエーじんしょう)は、IgAという免疫に関わるタンパク質が腎臓の糸球体に沈着し、炎症を起こす病気です。慢性糸球体腎炎の一つで、初期は症状がなく、健診や学校検尿で血尿・尿タンパクを指摘されること…

  • 外陰潰瘍

    外陰潰瘍は、外陰部の皮膚や粘膜がえぐれたようになる状態です。痛みや排尿時のしみる感じ、腫れを伴うこともありますが、原因によって症状は異なり、年齢だけでは判断できません。初めてできた潰瘍、強い痛み、発熱、排尿しに…

  • 心因性頻尿(神経性頻尿)

    心因性頻尿は、トイレに行けないことへの不安や緊張などの心理的な要因が、頻繁な尿意や排尿に関わる状態です。リラックス時や睡眠中に軽くなる傾向はありますが、それだけで診断はできません。若い男性だけの問題ではなく、子…

  • 前立腺肥大症

    前立腺肥大症は、膀胱の出口を囲む前立腺が大きくなり、尿の通りや膀胱の働きに影響する状態です。尿の勢いが弱い、出始めに時間がかかる、夜に何度もトイレへ行く、尿を出した後も残る感じがするなどの症状があります。ただし…

  • 膀胱瘤

    膀胱瘤は、骨盤内の臓器を支える組織が弱くなり、膀胱に押されて腟の前側の壁が膨らむ骨盤臓器脱の一種です。腟に何か挟まる・下がる感じ、腟の出口の膨らみが出ることがあります。尿が出しにくい、残尿感、尿漏れなどを伴う人…

  • パーキンソン症候群

    パーキンソン症候群(パーキンソニズム)は、動作が遅い、筋肉がこわばる、ふるえる、歩幅が小さくなるなどの症状が現れる状態を指します。パーキンソン病もその代表ですが、薬の影響、脳血管の病気、進行性核上性麻痺や多系統…

  • ジストニー

    ジストニアは、本人の意思と関係なく筋肉が収縮し、体の一部がねじれる、姿勢が変わる、同じ動きが繰り返されるなどの症状が出る神経の運動障害です。首が傾く、まぶたが閉じる、字を書くときだけ手が動かしにくい、声が出しに…

  • クロイツフェルト・ヤコブ病

    クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)は、異常な形のプリオンたんぱく質が関わる、まれで進行の速い脳の病気です。物忘れや判断力の低下に加え、歩きにくさ、ふらつき、視覚の異常、突然の体のぴくつきなどが起こります。数週…

  • 亜急性連合性脊髄変性症

    亜急性連合性脊髄変性症は、ビタミンB12の不足によって脊髄の神経が障害され、しびれや歩きにくさが進む病気です。日本神経学会の用語集では『亜急性脊髄連合変性症』と呼びます。足先や手先のしびれ、振動や手足の位置の分…

  • 脊髄性筋萎縮症(SMA)と旧病名の確認

    かつて「脊髄性進行性筋萎縮症」は、小児期発症と成人発症の病気を広く指すことがありました。この名称だけで、SMN1遺伝子に関連するSMAと判断することはできません。 SMAは筋肉を動かす神経の障害で筋力が低下する…

  • ビタミンB1欠乏性ニューロパチー

    ビタミンB1欠乏性ニューロパチーは、ビタミンB1(チアミン)の不足で手足の末梢神経が障害される状態で、脚気の一つの現れ方です。足先からのしびれ、痛み、力の入りにくさ、歩きにくさがみられ、進むと手にも症状が広がり…

  • 多発性筋炎

    多発性筋炎は、免疫の働きが筋肉に炎症を起こす病気で、肩や太ももなど体の中心に近い筋肉の力が落ちます。椅子から立ち上がりにくい、階段を上りにくい、腕を上げて髪を洗いにくいといった変化が目安です。まぶたや手指の関節…

  • 進行性筋ジストロフィー

    筋ジストロフィーは、筋肉の働きに必要なたんぱく質に関わる遺伝子の変化によって筋力が低下する病気の総称です。旧称の『進行性筋ジストロフィー』には複数の病型が含まれます。このページでは、ジストロフィンに関わるデュシ…

  • 周期性四肢まひ

    周期性四肢麻痺は、手足や体幹の力が発作的に入らなくなる状態です。発作は数時間から長い場合は数日続き、発作のない間は筋力が戻ることもあります。遺伝性の病型と、甲状腺機能亢進症などに伴う二次性の病型があります。息が…

  • 先天性ミオパチー

    先天性ミオパチーは、筋肉の構造や働きの異常によって筋力・筋緊張が低下する病気の総称です。乳児の哺乳の弱さや首のすわり・歩行の遅れで見つかることがあり、呼吸、飲み込み、背骨の曲がりにも注意します。生まれた直後から…

  • 咳

    咳は気道に入った異物や分泌物を外へ出すための防御反応で、病名ではなく症状です。かぜで一時的に出ることもありますが、3週間以上続く咳は別の原因も考えます。乾いた咳かたんを伴う咳か、いつから続くか、夜間・食後・運動…

  • 咳喘息

    咳喘息は、典型的な喘息のゼーゼーする呼吸や息苦しさが目立たず、せきが主な症状となる病気です。夜間や早朝、冷気・煙などでせきが出ることがあります。せきの日数や、たんの有無だけで診断できるわけではありません。 長引…

  • アトピー咳嗽

    アトピー咳嗽は、たんを伴わない乾いた咳が長引き、のどのイガイガ感を伴うことがある病気です。アレルギー体質が診断の手がかりになります。ただし、同じ症状は咳喘息、喉頭アレルギー、感染後の咳、胃食道逆流症などでも起こ…

  • 副鼻腔気管支症候群

    副鼻腔気管支症候群は、慢性副鼻腔炎に、慢性気管支炎、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎などの下気道の病気が重なった状態です。鼻づまりや後鼻漏とともに、たんを伴う咳が長く続くことがあります。喘鳴は必須の症状ではな…

  • 喉頭アレルギー

    喉頭アレルギーは、声を出す部分に近い喉頭にアレルギー反応が起こり、のどのかゆみ・イガイガ感や乾いた咳が続く状態です。花粉症の季節に目立つ場合も、通年性の原因で続く場合もあります。のどの違和感だけで決めつけず、長…