鵞足炎の症状
鵞足炎についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。
鵞足炎(がそくえん)は、膝下の内側に痛みを伴います。
足を後方に蹴り出す陸上競技や、ボールを蹴るサッカーをする人に多くみられる障害です。
鵞足炎の原因
鵞足(がそく)とは、脛骨(けいこつ)の前方地側にある縫工筋や薄筋、半腱様筋などの付着部で、付着している腱が鵞鳥(がちょう)の足のヒレに似ていることから、「鵞足(がそく)」と呼ばれています。
鵞足炎(がそくえん)は、鵞足周辺の腱に生じている炎症や滑液包炎などを総称したものです。
長距離を走る、ジャンプを繰り返す、ボールを蹴り出すなど、主に膝を酷使することが発症の原因であるため、スポーツをする人に多くみられます。
また、X脚や、着地時に足が外側を向く回内足(かいないそく)、足に合っていない靴を履き続けることも、鵞足炎を引き起こす原因となることがあります。
鵞足炎の治療法
鵞足炎と診断されたら、まずは安静に努めましょう。
症状が軽い場合にはストレッチ、アイシング、交代浴などが効果的ですが、痛みが強い場合には湿布や抗炎症外用薬、電気治療等が行われます。
多くは1ヶ月から2ヶ月で症状の軽快が見られます。
X脚や回内足の人は矯正のためのインソール(靴の中敷)や専用の装具を用いたり、歩き方の矯正、テーピングなどが行われることもあります。
運動を再開する際は十分なストレッチを行い、無理のない程度の運動から徐々に体を慣らすようにしましょう。
鵞足炎に関するQ&A
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