先天性股関節脱臼の症状
先天性股関節脱臼についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。
先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)とは、どちらか片方の股関節の開きが悪いものです。
左右の足を比較すると、足の付け根や太もものしわの数や深さが明らかに異なり、歩行の遅れ、引きずるように歩くなどの症状が現れます。
新生児期から生後3ヶ月の間に異常に気付くことが多くなっています。特に女児に多くみられる疾患です。
先天性股関節脱臼の原因
先天性股関節脱臼とは、大腿骨の骨頭が、受け皿である骨盤の臼蓋から抜け出てしまったものです。
病名には「先天性」とついていますが、生まれつき脱臼していることは少なく、脱臼しやすい要因を持って生まれた子が、股関節の自由な動きを制限されたり、無理に股関節を伸ばされたことによって脱臼が起きるものであると考えられています。
脱臼しやすい要因としては、生まれつき臼蓋が小さかったり、浅いということが挙げられます。
また、オムツが窮屈であったり、抱き方に問題があって生じる場合も少ない確立ですが存在します。
先天性股関節脱臼の治療法
乳児健診で発見された場合、早い段階で治療を開始する必要があります。
リーメンビューゲルという吊りバンドを装着して股関節を動かし、経過観察が行われます。
この方法によって約8割は整復ができますが、症状が改善されない場合には1歳頃に手術が必要となります。
先天性股関節脱臼に関するQ&A
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