安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

巨大児の症状

巨大児についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

巨大児(きょだいじ)とは、名前のとおり大きい新生児の事を指します。外形異常などの肉眼的な異常がないにもかかわらず体重が4000g以上で出産された赤ちゃんのことを巨大児と呼びます。単純に体が大きいだけの場合は母体への負担(難産など)がない限りは問題ありません。

一般に糖尿病を患っている母親から生まれる可能性が高いといわれています。大きく対称性巨大児と非対称性巨大児に分類されます。

 

巨大児の原因

そもそも、胎児が子宮内で成長するには大きく「遺伝」という要素と「子宮内の環境」という二つの要素が関連しているといわれています。

・対象性巨大児
母体環境が正常な場合です。体が大きいという以外にはなんら問題はなく、問題となりうるのは出産時にお体が大きいことから難産となりやすいという程度です。

・非対称性巨大児
糖尿病の母体から出生した場合に見られる巨大児です。臓器が肥大していることが多く、インスリンという血糖値をコントロールするホルモンが大量に分泌されてしまい体が巨大化しています。この場合、低血糖症や呼吸困難、心不全といった様々な障害を引き起こすリスクがあります。

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巨大児の治療法

非対称性巨大児の場合には合併症を引き起こす可能性が高いため対処が必要になります。特に低血糖症になりやすいことから、ブドウ糖の輸液が第1に選択され、呼吸困難などを伴う場合には酸素吸入などの措置も行われます。

特に正常な環境から生まれる巨大児は問題がありませんが、糖尿病の母親から生まれる巨大児には問題があることが多いです。つまり、糖尿病の母親は非対称性巨大児が生まれる要因である「血糖値の変化」をコントロールしてあげることが大切です。適切に血糖がコントロールされていれば、糖尿病の母親から生まれる赤ちゃんが非対称性巨大児となるリスクは大幅に軽減されます。

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巨大児に関するQ&A

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