安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

正常圧水頭症の症状

正常圧水頭症についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)では、物忘れが多くなる、集中力の低下、呼びかけに対しての反応が悪くなるなどの痴呆症状が生じます。
また、歩行が不安定、一人で歩けないなどの歩行障害、尿失禁などの症状も現れます。

 

正常圧水頭症の原因

正常圧水頭症は、頭蓋内に過剰に髄液がたまることで脳が圧迫を受け、様々な症状を引き起こす疾患です。
突発的に生じる特発性と、他の疾患や外傷によって引き起こされる続発性とに大別されます。
特発性の場合、発症原因は不明であることが多くなっていますが、高血圧で脳卒中の既往症がある場合に発症することが多いとされています。
続発性の場合、くも膜下出血、髄膜炎、感染症などによる炎症、頭部の外傷、脳腫瘍などが原因となりやすいとされています。

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正常圧水頭症の治療法

正常圧水頭症が認められた場合、主に外科療法による治療が行われます。
一般的にシャントチューブと呼ばれるチューブを体に入れ、余分な髄液を体の他の部分に流す「シャント手術」が行われます。
全身麻酔を用いた手術ですが、難しい手術ではなく約1時間程度で終わります。
体の中に挿入されたチューブは半永久的に髄液を流し続けることができますが、提起的なチェックが必要となります。
腫瘍が原因となって発症している場合には腫瘍の摘出や腫瘍への治療が中心となって行われます。

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正常圧水頭症に関するQ&A

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