安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

潰瘍性大腸炎の症状

潰瘍性大腸炎についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)の発症初期では、下痢、血便、腹痛と頻回にわたる排便が現れます。
症状が進行すると、発熱、体重減少、頻脈、貧血などが現れます。
症状が改善したように思えても、数ヵ月後から数年後に悪化します。
改善と悪化を繰り返す「再燃緩解型(さいねんかんかいがた)」や、症状が長々と続く「慢性維持型」とに大別されます。

 

潰瘍性大腸炎の原因

潰瘍性大腸炎(かいようせんだいちょうえん)とは大腸の粘膜が侵され、びらんや潰瘍ができる炎症性の病気です。
男性では20歳から24歳、女性では25歳から29歳に多くみられますが、これら以外の年齢層の人にも発症します。
発症の原因はわかっていませんが、自己免疫疾患や食生活の欧米化に伴う変化などが考えられています。また、肉体的や精神的なストレスは症状を悪化させる原因になります。

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潰瘍性大腸炎の治療法

基本的には、5-ASA製薬やステロイド薬などの腸管の炎症を抑える薬、免疫反応を抑制する薬を用いて治療が行われますが、症状の現れ方や重症度によって治療法は異なります。
重症の場合は入院して、薬物治療が行われ、腸管を安静にするため絶食する必要があります。

これらの治療で改善せず激しい症状が続く場合や、悪化を繰り返して生活に支障をきたす場合には、大腸を摘出する手術が必要になります。
手術は大腸の全摘が基本です。以前では人工肛門を設置する方法が一般的でしたが、現在では肛門を温存手術が主流となって行われます。

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潰瘍性大腸炎に関するQ&A

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