安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

食道炎の症状

食道炎についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

食道炎(しょくどうえん)では、食べ物を飲み込んだ際にしみるような感じがする、咽喉に異物感がある、胸焼け、咳、胸痛、吐き気などの症状を伴い、吐血する場合もあります。
また、薬を服用してから12時間以内に胸痛を伴うものもあります。

 

食道炎の原因

食道炎(しょくどうえん)とは、食道の粘膜が炎症を起こして、「びらん」(粘膜の表面が欠損してただれた状態)が生じる病気をいいます。
炎症を起こしている原因によって大別されます。
胃液や胆汁、膵液などの消化液の逆流によって食道が刺激を受けるために発症する「逆流性食道炎」、細菌、カビ、ウイルスの感染によって発症する「感染性食道炎」、薬剤の服用に際して薬剤が胃まで届かず、食道に張り付くことで潰瘍を形成する「薬剤性食道炎」などです。

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食道炎の治療法

逆流性食道炎には、H2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬などの胃酸の分泌を抑制する薬が用いられます。胆汁や膵液の逆流に対しては、たんぱく分解酵素阻害薬などが用いられます。

感染性食道炎の場合には、その原因となっている感染症の治療に努めます。
逆流によって発症している食道炎の場合、薬物療法と併せて、食事の量を減らす、アルコールやカフェインなど胃酸の分泌を促すものの摂取を控えるなど、生活環境改善の取り組みも重要になります。

薬剤性食道炎で急性の症状が現れており、形成されている潰瘍が深い場合には絶食のうえで粘膜を保護する薬を服用します。
薬剤を服用する際には、一緒に飲む水分が不足するために胃まで薬が届かないために潰瘍を形成することがあるので、十分な水分と一緒に服用するようにしましょう。

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食道炎に関するQ&A

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