気管支喘息の症状
気管支喘息についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師（専門医）に相談するようにしてください。
気管支喘息とは、一般的に「喘息」と呼ばれている病気です。
咳、ぜーぜーまたはヒューヒューという音が呼吸に伴う喘鳴(ぜんめい)、息が苦しくなる呼吸困難などの発作性の症状が現れます。
これらの症状が悪化と軽快を繰り返すことが特徴として挙げられます。
咳の発作は夜間から早朝にかけて現れる傾向があり、ひどい場合には呼吸困難から死に至ることもあります。
気管支喘息の原因
気管支喘息の発症原因は特定されていません。
気管支喘息が引き起こされる仕組みは、何らかの刺激に対して気道が敏感に反応し、気管支の筋肉が収縮して気道が狭くなってしまうために息苦しくなるものです。
気管支喘息にはアトピー型(アレルギー性)と、非アトピー型(非アレルギー性)とい大別されます。
アトピー型は喘息を引き起こす刺激物質(アレルゲン)が特定されているもので、非アトピー型は喘息を引き起こす原因が特定できないものです。
アトピー型は子どもに多くみられ、成人の場合はその大半が非アトピー型です。
また、飲酒やストレス、過労、激しい運動などは喘息を悪化させるといわれています。
気管支喘息の治療法
気管支喘息を完全に治す治療法はないので、長期的に病気と付き合っていく必要があります。
小児で発症した場合は成長とともに自然と治癒するケースも少なくありませんが、成人になって発症した気管支喘息は長期にわたって続くとされています。
そのため、できるだけ発作を起こさないためにも予防と自己管理に努めることが大切です。
アトピー型で発作を引き起こすたばこの煙、ほこり、動物の毛、花粉などの刺激物質が特定されている場合は、その刺激物質を避けます。
また、発作を繰り返す人は慢性的な気道の炎症がみられることが多いため、この炎症を抑えるために、長期的に吸入ステロイド薬を常用することが効果的であり、発作の予防にもつながります。
気管支喘息に関するＱ＆Ａ
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