安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

先天性耳瘻孔の症状

先天性耳瘻孔についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

先天性耳瘻孔(せんてんせいじろうこう)は、耳たぶの前方など耳の周囲の皮膚に小さな孔(あな)が空くものです。
孔の下には、分泌物がたまって袋状のものが形成され、孔付近を圧迫することで臭いと伴う白い泥状の分泌物が出てきます。
病原菌の感染によって腫れたり、化膿して激痛が走ることもあります。

 

先天性耳瘻孔の原因

先天性耳瘻孔とは、胎内で胎児の耳の組織が作られる際にきちんと形成されず、通路の出入り口のように瘻孔(ろうこう)として残ってしまうものをいいます。
孔は浅いものもありますが、皮下組織に複雑に入り組んでいるものもあり、その状態によって症状の現れ方も異なります。

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先天性耳瘻孔の治療法

先天性耳瘻孔は症状が出ない場合には積極的な治療の必要はありません。
病原菌の感染によって腫れたり、うみが出るような場合には抗菌薬や消炎薬が使用されますが、腫れがひどい場合には切開してうみを除去する方法がとられる場合もありあます。
何度も細菌感染を繰り返してしまう場合には瘻孔そのものを手術によって除去することもあります。
袋が単純な形成であれば完璧に除去することができますが、皮下組織に複雑に入り組んでいる場合は一部が残ることもあり、その場合は再発する可能性があります。

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先天性耳瘻孔に関するQ&A

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