安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

統合失調症の症状

統合失調症についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

統合失調症の症状は陽性と陰性とに分けて考えられています。

発症初期(陽性)

幻覚
幻聴が主な症状で、誰かに悪口を言われたり、複数の人たちにうわさ話をされているのが聞こえるというものが多いようです。自分の考えが声となって聞こえてくるという人もいます。
ほかにも、隣の人が体に電波をかけてくるなどの体感幻覚もみられます。

思考の障害
考えがまとまらず、話が支離滅裂になったり、突然思考が停止してしまうなどがみられます。
思考の内容としては被害妄想や誇大妄想が挙げられ、特に被害妄想が多くみられるようです。
誰かに追われているような追跡妄想、毒を盛られているという被毒妄想などがあり、本人はそれらの妄想を確信するようになります。
誇大妄想には、自分は天皇の子であるという血統妄想、素晴らしい発明をしたという発明妄想などが挙げられます。

自我意識の障害
自立性が保たれなくなると、自分の思考や行動が他人の意思に影響されている、と感じるようになります。
あの人に操られている、などと思い込むもので、これらを「させられ体験(作為体験)」といます。
テレパシーや電波によって命令されているように感じる場合もあります。


慢性期(陰性)

慢性期になると、陽性症状に代わって陰性症状が現れるようになります。
感情が乏しくなる(感情の平板化)、無関心になる(感情鈍麻)、引きこもるようになる(自閉)、意味もなく笑う(空笑(くうしょう))、その場にそぐわない感情表現をするなどの症状が目立つようになります。
陰性症状が進行すると、人格がまとまり(連続性)を失い、人格荒廃(解体)された状態になり、元の精神的機能に回復させるのが困難となります。

また、統合失調症は妄想型、緊張型、破瓜型(はかがた)に大別されています。
妄想型は、被害妄想が主な症状で30歳前後で発症することが多いです。
緊張型は強い興奮と昏迷を繰り返し、人形のように硬直することもあります。20歳から25歳ごろ突然発症します。
破瓜型は、興奮、被害妄想が現れ、支離滅裂になっていきます。
15歳から25歳ごろに発症するもので、人格が保てなくなることもあります。

 

統合失調症の原因

統合失調症の治療法の詳細は不明とされていますが、家族に統合失調症がいるなどの遺伝的因子、ドパミンやセロトニンなどの脳内の神経伝達物質の過剰仮説、環境因子、心理学的因子、大脳の構造的異常など、多くの因子が重なって発症するものであると考えられています。

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統合失調症の治療法

主に抗精神病薬を用いた治療が行われます。
必要に応じて、作業療法や生活技能訓練、デイケア、訪問看護、集団精神療法などの治療法が用いられます。
症状が重い場合や家族の支えが得にくい場合などは入院治療が安全で確実です。

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統合失調症に関するQ&A

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