安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

間質性肺炎の症状

間質性肺炎についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

間質性肺炎(かんしつせいはいえん)とは、肺の間質という組織が炎症を起こす病気で、危険性の高い肺炎(はいえん)の一種です。間質とは、肺の中でガス交換を行う肺胞の外側や気管支の末端と肺胞をつなぐ、細気管支の周辺などにある組織を指します。
進行して炎症組織が線維化したものは肺線維症とも呼ばれます。特に間質性肺炎の中でも特発性間質性肺炎と呼ばれるものは国が定める特定疾患(難病)に指定されています。

咳や疲労感、息切れ、体重減少などの症状がみられます。急性の場合は数週間、慢性の場合は数年かけて症状が重くなっていきます。

 

間質性肺炎の原因

間質性肺炎発症の原因は多岐にわたりますが、大きく「感染によるもの」「膠原病によるもの」「放射線・薬物によるもの」「特発性のもの」に分類されます。

感染によるもの
サイトメガロウイルス、インフルエンザウイルス、マイコプラズマによるものなどが挙げられます。

膠原病によるもの
全身性強皮症や関節リウマチ、多発性筋炎といった膠原病が原因となる場合があります。なお、膠原病が原因で間質性肺炎となる場合、予後は悪いです。

放射線・薬物によるもの
放射線治療や抗がん剤、インターフェロン、抗生物質などの副作用として間質性肺炎となる場合があります。

特発性のもの
上記で挙げた、原因以外で間質性肺炎となる場合が特発性となります。喫煙との関連性が指摘されています。なお、特発性間質性肺炎については難病指定されています。

スポンサーリンク

 

間質性肺炎の治療法

間質性肺炎発症の原因がはっきりしている場合は原因を取り除く対応が必要です。例えば、放射線治療の副作用であるならば、放射線治療の中止などです。慢性期や症状が軽い場合は、副腎皮質ステロイド薬を少量服用しながら経過観察を続けます。
ただし、原因が不明であり、原因を取り除けない特発性間質性肺炎の場合は効果的な治療法が存在しません。間質性肺炎の予後はあまり良好とは言えず、3年生存率は30%程度となっています。

スポンサーリンク

間質性肺炎に関するQ&A

Q&Aの内容は関連する情報をYahoo知恵袋より提供を受ける形で提示しております。回答の内容は必ずしも専門医や医療関係者によりもたらされた情報であるとは限りません。また、内容について不適切な情報であるケースもあります。
不適切なQ&Aを見つけた方はお手数ですが「お問い合わせフォーム」より、その旨をご連絡いただけると幸いです。その際は該当するURLも教えていただけると助かります。

見つかりませんでした

 


キャッシュ使用
病気情報を検索することができます。

病気診断.netカテゴリー