熱性けいれんの症状
熱性けいれんについての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。
熱性けいれんは、乳児にみられる発熱時に生じるひきつけで、けいれんしたり、体がこわばったりするものです。生後6ヶ月~6歳までに発症することが多く、それ以降はほとんどみられません。発症における男女差はありません。
熱性けいれんの原因
熱性けいれんの原因は特定されていませんが、脳の発達が未熟であることから痙攣を抑制する力が弱いことから発症するとも言われています。
熱性けいれんの治療法
けいれんを生じると白めをむいたり、歯をくいしばったりしますが、焦らずに様子をみます。食べ物を吐いた際には、吐しゃ物でのどを詰まらせないように、顔を横に向けて1~2分間寝かせます。
それでも治まらない場合や、治まっても意識が朦朧(もうろう)としている場合には早急に診察を受ける必要があります。
なお、基本的には乳幼児期において発熱をした場合(一般には37.5度以上)は、予防が重要といわれています。薬としては「ジアゼパム」を投与します。なお、こうした予防は熱性けいれんが、過去に2回以上起こした場合、それ以後6歳くらいまでの間、ジアゼパムを予防的に投与するようにすればよいでしょう。
熱性けいれんに関するQ&A
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