2009年1月の記事
194件
胃食道逆流性咳嗽
胃食道逆流に関連する咳は、胃の内容物が食道へ逆流し、その刺激や反射などが長引く咳に関わる状態です。食後や横になったときに咳が増え、胸やけや酸っぱいものが上がる感じを伴うことがありますが、典型的な胸やけがない人も…
薬剤性咳嗽
薬剤性の咳は、服用している薬が関係して起こる咳です。代表的なのは、血圧や心臓の病気に使うACE阻害薬による乾いた咳です。服薬開始後にすぐ出る場合も、しばらくしてから気づく場合もあります。ただし、薬を飲んでいる人…
感染後咳嗽(かぜの後に続く咳)
感染後咳嗽は、かぜなどの呼吸器感染症の主な症状が治まった後も咳が続く状態です。成人では感染後3~8週間ほど続く咳として扱うことが多く、多くは時間とともに軽くなります。ただし、かぜの直後に始まった咳がすべて感染後…
びまん性汎細気管支炎
びまん性汎細気管支炎(DPB)は、肺の奥にある細い気道に慢性の炎症が起こる病気です。長く続く咳とたん、動いたときの息切れが主な症状で、慢性副鼻腔炎を伴うことが多くあります。風邪が治った後もたんが続く、息切れが増…
誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎は、飲み込む力や咳で気道を守る力が低下した人に起こる肺炎です。食物だけでなく唾液などを、むせずに気道へ吸い込むこともあります。高齢者では典型的な発熱や激しい咳が目立たず、食欲がない、元気がない、ぼんや…
ウイルス性肺炎
ウイルス性肺炎は、呼吸器のウイルス感染が肺に広がって起こる肺炎です。発熱、咳、たん、だるさに加え、息切れや呼吸のしづらさが出ることがあります。インフルエンザ、COVID-19、RSウイルスなどが原因になり、年齢…
マイコプラズマ肺炎
肺炎マイコプラズマという細菌が原因の肺炎で、子どもや若い成人に多くみられます。発熱やだるさに続き、乾いた咳が長引くことがあります。多くは軽症ですが重症化する例もあり、症状だけで風邪と区別することはできません。
過敏性肺炎
過敏性肺炎は、カビや鳥に関連する物質などを繰り返し吸い込んだ人の一部に、免疫反応による肺の炎症や線維化が起こる病気です。咳、息切れ、発熱、だるさなどが現れ、ゆっくり進む場合もあります。現在は肺の線維化が目立つか…
好酸球性肺炎
好酸球性肺炎は、白血球の一種である好酸球が肺に増えて炎症を起こす病気の総称です。発熱、咳、息切れが現れ、急性の病型では数日で呼吸不全に進むこともあります。慢性の病型は数週間以上かけて進み、治療後に再燃することが…
肺嚢胞
肺嚢胞は、肺の中に空気を含む袋状の変化です。画像上の『嚢胞』と、肺気腫などに伴う『ブラ(肺大疱)』は厳密には区別されます。単発の小さな嚢胞、巨大なブラ、多数の嚢胞をつくる病気では原因も対応も異なります。検診の画…
外傷性気胸
外傷性気胸は、胸のけがで肺や胸壁が損傷し、胸膜腔に空気がたまる状態です。胸痛、息切れ、呼吸困難などが起こります。皮膚に穴が見える開放性のけがだけでなく、胸を強く打った場合など、外から傷が見えないけがでも生じます…
肺分画症
肺分画症は、正常な気管支とつながりにくい肺組織があり、大動脈など体の血管から異常な動脈が流れ込む先天性の病気です。正常の肺と同じ胸膜内にある肺葉内分画症と、別の胸膜に包まれる肺葉外分画症があります。肺葉内では肺…
CO₂ナルコーシス
CO₂ナルコーシスは、息を十分に吐き出せず血液中に二酸化炭素が蓄積し、強い眠気や意識障害を起こす危険な状態です。頭痛、ぼんやりする、呼びかけへの反応が鈍い、呼吸が浅いなどの変化が手がかりです。COPDなどの慢性…
胸膜中皮腫
胸膜中皮腫は、肺や胸壁を覆う胸膜から発生するがんです。胸の痛み、咳、息切れ、胸水による胸の圧迫感などが現れますが、症状だけでは肺がんやほかの胸膜の病気と区別できません。胸部X線やCTで胸水・胸膜の厚みが見つかっ…
肺感染
『肺感染』は、細菌・真菌・寄生虫などが肺に感染する病気の総称で、一つの診断名ではありません。発熱、咳、痰、息切れ、血痰などが現れる場合があります。病原体によって、進み方、必要な検査、治療薬が違います。特に免疫を…
期外収縮
期外収縮は、通常より早いタイミングで心臓に電気信号が発生して収縮する不整脈です。心房から出るものと、心室から出るものがあります。 脈が飛ぶ、胸が強く打つように感じることがありますが、自覚症状のない人もいます。多…
心房細動・心房粗動
心房細動と心房粗動は、心臓の上側の部屋である心房の電気信号が乱れる不整脈です。心房細動では不規則な興奮が起こり、心房粗動では一定の回路を電気信号が回り続けることが多くあります。 動悸、息切れ、疲れやすさなどが出…
WPW症候群
WPW症候群は、心房と心室の間に通常の経路とは別の『副伝導路』があり、電気信号が余分な経路を通ることで不整脈が起こり得る状態です。健診の心電図で指摘されることも、突然始まる動悸をきっかけに分かることもあります。…
発作性上室性頻拍
発作性上室性頻拍は、心房や房室結節付近に関わる電気信号の異常により、突然速い脈が続き、急に止まることのある不整脈です。動悸、胸の不快感、息切れなどが現れます。 血圧が下がるとふらつきや失神が起こる場合があります…
ブルガダ症候群
ブルガダ症候群は、心電図に特徴的な波形が現れ、心室細動などの危険な不整脈を起こすことがある病気です。心室細動は心室が不規則に震え、全身へ十分な血液を送り出せなくなる状態で、失神や心停止の原因になります。 症状が…
QT延長症候群
QT延長症候群は、心室の電気的な興奮から回復までに時間がかかり、心電図のQT間隔が長くなる病気です。危険な心室の不整脈を起こし、失神や心停止につながる場合があります。 症状がないまま健診で見つかることも、動悸・…
洞機能不全症候群
洞機能不全症候群(洞不全症候群)は、心臓のリズムをつくる洞結節の働きが低下する病気です。脈が遅くなる、脈に長い間隔ができる、運動時に十分速くならないなどが起こります。 疲れやすさ、めまい、失神、息切れなどが現れ…
スポーツ心臓
スポーツ心臓は、継続的な運動に適応して生じる心臓の変化です。心臓の大きさや壁の厚さ、安静時の脈拍などに変化が見られます。生理的な適応と確認できれば、それ自体は病気ではありません。ただし、心筋症などの病気と区別す…
動脈硬化
動脈硬化は、動脈の壁が厚くなったり硬くなったりして、血液を運ぶ働きに影響する状態です。特に、血管の壁にコレステロールなどがたまる粥状(じゅくじょう)動脈硬化は、心筋梗塞、脳梗塞、足の血流障害などに関係します。症…
血栓症
血栓症は、血管の中にできた血の塊(血栓)が血流を妨げる病気の総称です。血栓ができた場所や運ばれた先によって、脳梗塞、心筋梗塞、深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症などを起こします。血栓の一部が離れて血流に乗り、別の血管…
大動脈縮窄症
大動脈縮窄症は、心臓から全身へ血液を送る大動脈の一部が、生まれつき狭い病気です。下半身への血流が不足し、心臓に負担がかかります。重い場合は乳児期に哺乳不良や呼吸の異常、心不全・ショックを起こします。一方、小児期…
本態性高血圧症
本態性高血圧症は、血圧が高い状態が続き、原因を一つの病気などに特定できない高血圧です。高血圧の多くを占めます。自覚症状がなくても、脳卒中や心臓・腎臓の病気のリスクが高くなるため、血圧を測り、必要な治療を受けるこ…
二次性高血圧症
二次性高血圧症は、病気や薬など、血圧を上げる原因が特定できる高血圧です。原因を調べて治療すると、血圧や臓器への影響を改善できる可能性があります。若い人だけの病気ではなく、必ず急に発症するものでもありません。治療…
起立性低血圧症
起立性低血圧症は、横になった状態や座った状態から立つと血圧が下がり、めまい、ふらつき、目のかすみ、失神などが起こる状態です。転倒やけがにつながることがあります。普段の血圧が低くない人にも起こるため、立った際の症…
食道の良性腫瘍
食道の良性腫瘍には平滑筋腫、脂肪腫、ポリープなど複数の種類があります。小さいうちは症状がないことが多く、健診の内視鏡で偶然見つかります。大きくなると飲み込みにくさ、食べ物がつかえる感じ、胸の違和感などが出ること…
バレット食道
バレット食道は、食道の下部の粘膜が通常の扁平上皮から円柱上皮に置き換わった状態です。バレット食道そのものに特有の症状はなく、胸やけや酸っぱいものが上がる感じは、一緒に起こりやすい胃食道逆流症の症状です。食道腺が…
急性胃炎
急性胃炎は胃の粘膜に急に炎症が起こった状態を指します。みぞおちの痛み、むかつき、吐き気などが出ることがありますが、同じ症状は胃潰瘍、胆のう・膵臓の病気などでも起こり、症状だけで胃炎とは決められません。吐血、コー…
低酸症・無酸症
低酸症・無酸症は、胃酸の分泌が少ない、またはほとんどない状態を指します。胃もたれ、膨満感、下痢などがあっても、その原因が胃酸不足とは限りません。胃酸の分泌量だけを自分で判断することはできず、症状と背景の病気・服…
胃アトニー
胃アトニーは、胃の動きや緊張が弱い状態を表す古い言い方です。食後のもたれ、少量で満腹になる、吐き気などの症状があっても、体型や胃の位置だけで胃の動きが悪いと決めることはできません。胃下垂があっても無症状の人はい…
胃ポリープ
胃ポリープは、胃の粘膜から盛り上がった病変の総称です。多くは無症状で内視鏡検査中に見つかりますが、種類はさまざまで『すべて良性』とはいえません。胃底腺ポリープ、過形成性ポリープ、胃腺腫などでは、出血や異形成・が…
慢性下痢
慢性下痢は、軟らかい便や水様便が長く続く状態で、日本の診療指針では日常診療上、4週間以上を目安にします。便の回数だけでなく、いつから、どのような便が、どのくらい出るかが大切です。血便、意図しない体重減少、貧血、…
メッケル憩室炎
メッケル憩室は、胎児期の卵黄管の一部が残って小腸にできる先天性の袋状構造です。多くは無症状ですが、炎症を起こしたものをメッケル憩室炎と呼びます。炎症では腹痛や発熱、嘔吐が起こり、虫垂炎に似ることがあります。憩室…
腹壁瘢痕ヘルニア
腹壁瘢痕ヘルニアは、手術の傷あとで腹壁の筋膜が弱くなり、腸や脂肪が皮膚の下へ押し出される状態です。立つ・いきむ時に膨らみ、横になると目立たなくなることがあります。急に戻らなくなり強い痛みや嘔吐を伴う場合は腸閉塞…
家族性ポリポーシス
家族性ポリポーシスは、現在は主に家族性大腸腺腫症(FAP、家族性大腸ポリポーシス)と呼ぶ病気を指します。大腸に腺腫というポリープが多数でき、大腸がんの危険が非常に高くなります。古典型では腺腫が100個以上になる…
直腸脱
直腸脱は、直腸の壁が肛門から外に出てくる状態です。初めは排便時のいきみで赤い膨らみが出て戻ることがありますが、進むと普段も出たままになることがあります。便が漏れる、便秘、残便感、出血や粘液の漏れを伴う場合もあり…
肝不全
肝不全は、肝臓の物質をつくる・分解するなどの働きが大きく低下し、全身に影響が出る状態です。急に重い肝障害が起こる急性肝不全と、肝硬変などの経過で徐々に肝機能が失われる慢性的な肝不全があります。黄疸、腹水、出血し…
脂肪肝
脂肪肝は、肝細胞に脂肪が多くたまった状態です。肝臓が必ず大きくなるわけではなく、多くは自覚症状がありません。原因や背景によって、飲酒に関連する脂肪性肝疾患、代謝の異常に関連するMASLD(代謝機能障害関連脂肪性…
肝嚢胞
肝嚢胞は肝臓の中に液体がたまった袋状の病変です。通常の単純性肝嚢胞は血液がたまった袋ではありません。健診の超音波検査などで偶然見つかり、多くは無症状で良性です。大きくなって胃などを圧迫すると腹部の張り、痛み、食…
肝血管腫
肝血管腫は肝臓にできる良性の血管性病変です。多くは無症状で、健診の腹部超音波検査などで偶然見つかります。大きくても症状がないことがあり、まれに周囲を圧迫して上腹部の不快感や右上腹部痛が出る場合があります。発熱や…
急性胆管炎
急性胆管炎は、胆汁の通り道である胆管に急に感染と炎症が起こる病気です。発熱や寒気、右上腹部の痛み、皮膚や白目が黄色くなる黄疸が代表的ですが、すべてが揃うとは限りません。進むと血圧低下や意識障害などを伴い、命に関…
胆嚢腺筋症
胆嚢腺筋症(胆のう腺筋腫症)は、胆嚢の壁が部分的または全体に厚くなり、壁の中に小さな袋状の構造が見える良性の病変です。健診の超音波検査で偶然見つかることが多く、通常は症状がありません。胆石を伴ったり胆嚢炎が起き…
胆嚢ポリープ
胆嚢ポリープは、胆嚢の内側に見える盛り上がりの総称です。多くは良性のコレステロールポリープなどですが、腺腫や胆嚢がんが含まれることもあります。通常は症状がなく、健診の腹部超音波検査で見つかります。大きさだけでな…
尿毒症
尿毒症は、腎臓の働きが大きく低下し、老廃物の蓄積などによって全身に症状が生じる状態です。食欲低下、吐き気、強いだるさ、かゆみ、考えにくさなどが現れ、重い場合には意識の変化やけいれん、心膜炎などを伴います。進行し…
腎血管筋脂肪腫
腎血管筋脂肪腫は、血管・平滑筋・脂肪からなる腎臓の腫瘍です。通常の型は良性で、健診などの画像で偶然見つかることがあります。症状がなくても経過を確認する場合があり、出血すると腰・わき腹の痛みや血尿が生じます。大量…
ループス腎炎
ループス腎炎は、全身性エリテマトーデス(SLE)に伴って腎臓に炎症や障害が起こる病気です。尿タンパク、血尿、むくみなどが見られ、ネフローゼ症候群や腎機能低下を来すこともあります。SLEによる発熱、だるさ、関節や…
腎硬化症
腎硬化症は、高血圧に関連して腎臓の細い血管や糸球体が傷み、腎機能が低下する病気です。長い経過で進む病態は良性腎硬化症と呼ばれますが、『良性』でも検査と治療は必要です。自覚症状が乏しいまま進むことがあります。急速…
腎嚢胞(単純性腎嚢胞)
腎嚢胞は腎臓に液体のたまった袋ができた状態です。この記事は単純性腎嚢胞を扱います。多くは良性で症状がなく、健診やほかの目的の超音波・CTなどで偶然見つかります。ただし、まれに大きな嚢胞の圧迫、感染や出血、尿の流…
尿道狭窄
尿道狭窄は、膀胱から体外へ尿が出る通り道が、傷あと(瘢痕)などによって狭くなる状態です。尿の勢いが弱い、排尿に時間がかかる、尿が途切れる、残尿感や頻尿などがみられます。軽い場合には症状に気づかないこともあり、進…
膀胱尿管逆流症
膀胱尿管逆流症(VUR)は、膀胱にたまった尿が尿管、場合によっては腎臓側へ逆流する状態です。逆流自体で症状が出ないこともありますが、尿路感染症を繰り返す、出生前後の超音波で異常を指摘されるなどのきっかけで見つか…
続発性貧血
続発性貧血(二次性貧血)は、感染症、炎症性の病気、腎臓病、がんなど、ほかの病気に伴って生じる貧血を指します。ひとつの原因に決まる病名ではありません。疲れやすさ、動悸、息切れ、めまい、顔色の悪さなどが出ますが、ゆ…
生活習慣病
生活習慣病は、食事、身体活動、喫煙、飲酒などが発症や進行に関わる病気の総称です。2型糖尿病、高血圧、脂質異常症などが含まれ、心筋梗塞や脳卒中につながることもあります。症状が乏しい間から血圧や血液検査の異常がみつ…
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積に、血圧・血糖・脂質の異常が重なった状態です。動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクが高くなります。自覚症状がなくても対応が必要です。見た目の太さや体重だけでは…
肥満症
肥満症は、脂肪が過剰に蓄積しているだけでなく、減量による治療が必要な健康障害や内臓脂肪の蓄積を伴う病気です。日本では成人のBMIが25以上を「肥満」としますが、BMIだけで「肥満症」とは診断しません。糖尿病、高…
糖尿病腎症
糖尿病腎症(糖尿病性腎症)は、糖尿病に関連して腎臓の細い血管などが傷み、尿にアルブミンが漏れたり、腎臓の働きが低下したりする病気です。早い段階では自覚症状がないことが多く、尿検査と血液検査で確認します。 現在は…
脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症は、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪が高い、HDLコレステロールが低いなどの状態です。低HDLも含むため、現在は『高脂血症』より広い名称である脂質異常症が使われます。多くは自覚症状がなく、健診な…
低カリウム血症
低カリウム血症は、血液中のカリウム濃度が一般に3.5mmol/L(mEq/L)未満になった状態です。軽い場合は症状がないこともありますが、下がるほど筋力低下、だるさ、便秘、動悸などが起こり、不整脈につながること…
高カリウム血症
高カリウム血症は血液中のカリウム濃度が高くなった状態です。軽度から重度まで症状がないこともありますが、上昇すると筋力低下、しびれ、動悸などが起こり、危険な不整脈や心停止につながる場合があります。症状がなくても、…
副腎皮質機能低下症
副腎皮質機能低下症(副腎不全)は、副腎皮質から分泌されるコルチゾールなどが不足する病気です。疲れやすさ、食欲低下、体重減少、吐き気、立ちくらみなどがみられますが、これらはほかの病気でも起こります。 副腎自体に原…
食物アレルギー
食物アレルギーは、特定の食べ物に免疫が反応して起こる症状です。多い即時型では食べてからおおむね2時間以内に、じんましん、口や唇の腫れ、咳、息苦しさ、腹痛、嘔吐などが出ます。症状や出るまでの時間は人によって異なり…
薬物アレルギー
薬物アレルギーは薬に対する過敏な反応で、飲み薬や注射だけでなく、湿布、塗り薬、目薬などでも起こり得ます。使用後すぐから数時間でじんましん、息苦しさ、嘔吐、血圧低下などが出る即時型と、数日後以降に発疹や発熱などが…
物理アレルギー
『物理アレルギー』は幅広く使われる言葉ですが、皮膚に寒冷、温熱、日光、圧迫、こすれなどの刺激が加わって膨疹(盛り上がった発疹)やかゆみが出るものは、主に物理性蕁麻疹として扱います。刺激の種類や症状の出方を確認し…
口腔アレルギー
口腔アレルギー症候群は、食べ物を口にした直後に唇、口の中、のどにかゆみ、イガイガ感、腫れなどが出る症状です。生の果物や野菜で起こり、花粉症に関連することが多いものを花粉-食物アレルギー症候群と呼びます。多くは口…
アレルギー疾患・自己免疫疾患の主な検査概要
アレルギーや自己免疫疾患の血液検査は、症状と診察結果に合わせて選びます。アレルゲン特異的IgEの陽性はその物質に反応する抗体があることを示しますが、実際のアレルギーを単独で確定しません。リウマトイド因子(RF)…
膠原病
膠原病はひとつの病名ではなく、免疫の異常が関節、皮膚、筋肉、血管や内臓などに炎症を起こす病気の総称です。関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎などが含まれます。関節の腫れ、発熱、疲労、皮疹…
全身性エリテマトーデス
全身性エリテマトーデス(SLE)は、免疫の異常によって皮膚、関節、腎臓、血液、肺、神経などに炎症が起こる病気です。発熱、疲れやすさ、関節痛、日光で悪化する発疹、口内炎や脱毛などが現れますが、蝶形紅斑が必ず出るわ…
混合性結合組織病
混合性結合組織病(MCTD)は、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、筋炎に似た症状が、同時にまたは経過とともに重なって現れる自己免疫疾患です。寒さや緊張で指が白くなるレイノー現象、手指の腫れ、関節痛がよく見ら…
リウマチ性多発筋痛症
リウマチ性多発筋痛症は、50歳以上に多い炎症性の病気で、両肩、上腕、腰や太ももの付け根に痛みとこわばりが生じます。朝や長く休んだ後に強く、起き上がる、服を着る、腕を上げる動作が難しくなります。痛みのために力が入…
ウエストナイル熱
ウエストナイルウイルス感染の多くは無症状です。症状が出る場合は発熱、頭痛、筋肉痛、発疹などで、まれに髄膜炎、脳炎、急性弛緩性麻痺を起こします。強い頭痛、意識の変化、けいれん、急な手足の脱力がある場合は救急受診し…
MRSA感染症
MRSAは、メチシリンなど一部の抗菌薬が効かない黄色ブドウ球菌です。鼻や皮膚に菌がいるだけの『保菌』と、菌が組織に入り症状を起こす『感染症』は違います。感染すると皮膚の赤み・痛み・膿、手術創の悪化のほか、肺炎、…
エボラ出血熱
エボラウイルス病(旧称エボラ出血熱)は、発熱、強いだるさ、筋肉痛、嘔吐、下痢などで始まる重い感染症です。出血は起こり得ますが全員にみられるわけではなく、病名だけで出血を必発と考えないことが重要です。流行地域から…
炭疽
炭疽は炭疽菌によるまれな動物由来感染症です。皮膚から入ると、痛みが少ない小さな発疹ができ、周囲が腫れて黒いかさぶたになることがあります。汚染食品からの感染では吐き気、激しい腹痛、血便、芽胞を吸い込んだ場合は発熱…
鳥インフルエンザ
鳥インフルエンザは、主に鳥に感染するA型インフルエンザウイルスによる病気で、まれに人にも感染します。人では結膜炎、咳、発熱などの軽症から肺炎・呼吸不全まで幅があり、発熱がない場合もあります。潜伏期間や重さを全て…
ラッサ熱
ラッサ熱は西アフリカでみられるウイルス性出血熱です。感染しても軽症または無症状の人がいる一方、発熱、強いだるさ、のどの痛み、嘔吐、下痢、出血などを伴い重症化する場合があります。流行地域から帰国後の発熱では、受診…
麻疹
麻疹(はしか)は麻しんウイルスによる感染症です。発熱、咳、鼻水などに続いて高熱と発疹が現れ、肺炎や脳炎などを合併する場合があります。疑う症状があるときは直接待合室へ行かず、まず医療機関へ電話し、受診方法を確認し…
風疹
風疹は風しんウイルスによる感染症で、発熱、発疹、耳の後ろや首のリンパ節の腫れなどが現れます。症状がはっきりしない場合もあります。妊娠早期の感染では、胎児に難聴・白内障・心臓病などの先天性風しん症候群が起こること…
水ぼうそう
水ぼうそう(水痘)は水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。感染から発症まで通常10~21日で、頭皮や体にかゆい赤い発疹が現れ、水ぶくれ、かさぶたへと変わります。ワクチン接種後にも発症することがあり、その場合は…
伝染性紅斑
伝染性紅斑(りんご病)はヒトパルボウイルスB19による感染症です。軽いかぜ症状の後、両頬が赤くなり、腕や脚などに網目状の発疹が現れることがあります。発疹は消えた後に再び目立つこともあります。子どもは軽く済むこと…
エキノコッカス症
エキノコックス症(包虫症)は寄生虫の卵を口から取り込んで感染し、主に肝臓に病変を作る病気です。単包性と多包性では病変の形や治療が異なります。長く症状がないこともあり、進むと腹痛、肝臓の腫れ、黄疸などが出ます。キ…
トキソプラズマ症
トキソプラズマ症は原虫による感染症です。健康な人の多くは無症状か、発熱、リンパ節の腫れ、筋肉痛など軽い症状で経過します。一方、免疫機能が低下した人では体内に残っていた原虫が再活性化し、脳炎や目の病気を起こすこと…
疥癬症
疥癬は、ヒトに寄生するヒゼンダニが皮膚の表面近くに入り、かゆみと発疹を起こす病気です。指の間や手首、脇、腹部などに赤いぶつぶつや細い線状の『疥癬トンネル』が出ることがあり、夜にかゆみが強くなる人もいます。高齢者…
日本紅斑熱
日本紅斑熱は、病原体を持つマダニに刺されて起こる感染症です。刺されてからおよそ2~8日で高熱、発疹、刺し口が現れるのが典型ですが、刺されたことに気づかず、刺し口も見つけにくい場合があります。頭痛や強いだるさを伴…
ライム病
ライム病は、病原体を持つマダニに刺されて起こる細菌感染症です。刺咬後およそ3~30日で、刺された場所の周りに徐々に広がる赤い皮疹(遊走性紅斑)、発熱、筋肉痛、関節痛などが出ることがあります。後から顔面の麻痺や髄…
デング熱
デング熱は、デングウイルスを持つ蚊に刺されて起こる感染症です。潜伏期間は2~14日ほどで、発熱、目の奥の痛み、頭痛、筋肉・関節痛、発疹などが現れます。必ず40度以上の熱が出るわけではありません。多くは回復します…
黄熱
黄熱は、主にアフリカと南米の一部で蚊が媒介するウイルス感染症です。発熱、頭痛、筋肉痛などから始まり、重症化すると黄疸、出血、肝臓や腎臓の障害が起こります。該当地域への渡航後に発熱した時は、渡航先と蚊に刺された可…
頚椎症性神経根症
頚椎症性神経根症は、首から出て腕へ向かう神経根が刺激・圧迫され、肩から腕・手指に痛みやしびれが出る状態です。片側に出ることが多く、首を後ろに反らすと強くなる場合があります。筋力低下や筋萎縮は重い場合の所見で、必…
先天性筋性斜頸
先天性筋性斜頸は、赤ちゃんがいつも同じ方向に顔を向け、反対側へ向けにくくなる状態です。首の片側に小さなしこりが触れることもあります。頭の形や顔つきに左右差が出る場合もあります。首の傾きには骨、目、炎症など別の原…
脊柱側弯症(側弯症)
側弯症は背骨が左右に曲がり、ねじれを伴うことがある状態です。肩や腰の高さが違う、前かがみになると背中や肋骨が片側だけ盛り上がるなどの変化から気づきます。軽い場合は痛みがないことも多く、学校健診で指摘される場合が…
子どものO脚(内反膝)
子どものO脚は、くるぶしをそろえて立ったときに左右の膝が離れて見える状態です。乳幼児には自然なO脚が多く、歩き始めてから徐々に変化します。2~6歳ごろにはX脚気味となり、7歳ごろに大人の脚の形へ近づきます。自然…
骨端線損傷(成長軟骨板の骨折)
骨端線損傷は、成長期の骨の端にある成長軟骨板を傷めるけがです。転倒やスポーツなどの後、関節の近くが痛む・腫れる、手や足を使いたがらない、体重をかけられないときは骨折を疑って整形外科へ。歩けることや腫れが少ないこ…
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、頭皮、眉や鼻の脇、耳の周り、胸など皮脂が多い場所に赤みとフケのような皮むけが出る湿疹です。かゆみはないこともあります。乳児では頭や顔に黄みがかったかさぶたができ、成長とともに改善することが多い一…
じんましん
じんましんは、かゆみを伴う盛り上がった赤い皮疹(膨疹)が突然現れ、場所を変えながら消えていく病気です。個々の皮疹は通常24時間以内に元に戻ります。まぶたや唇などの深い腫れは血管性浮腫と呼ばれます。毎日のような症…
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹がよくなったり悪くなったりを繰り返す病気です。乳幼児・小児期に発症することが多いものの、成人まで続く人や成人で症状が現れる人もいます。発疹が出る場所は年齢によって異なり、…
あせも
あせも(汗疹)は、汗の通り道がふさがり皮膚内に汗がたまってできる小さな発疹です。透明な小水疱が目立つ水晶様汗疹、赤いぶつぶつとかゆみ・チクチク感が出る紅色汗疹などがあり、まれに深い層に生じる型もあります。高温多…
皮脂欠乏性湿疹
皮脂欠乏性湿疹は、乾燥して弱くなった皮膚にかゆみや赤みなどの炎症が加わった状態です。すねや腕などに細かい皮むけやひび割れが現れ、かくと赤みや湿疹が広がることがあります。皮膚が乾いているだけの皮脂欠乏症と、炎症を…
乾皮症
乾皮症(皮脂欠乏症)は、皮膚の水分を保つ働きが弱まり、かさつき、白い粉のような皮むけ、細かいひび割れやかゆみが出る状態です。年齢を重ねた人に多く、空気が乾く季節に悪化しがちです。乾皮症そのものと、掻き続けて赤い…
皮膚掻痒症
皮膚そう痒症は、はっきりした発疹が見えないのに皮膚がかゆい状態です。かいた後に傷や赤みができることはあります。全身がかゆい場合と一部だけかゆい場合があり、睡眠や生活に支障が出ることもあります。新しく強いかゆみが…
結節性紅斑
結節性紅斑は、主にすねに赤く押すと痛いしこりができる、皮下脂肪組織の炎症です。発熱、だるさ、関節痛を伴うこともあります。しこりは数週間であざのような色に変わって落ち着くことがありますが、初めてできた場合や繰り返…
多形滲出性紅斑
多形滲出性紅斑は多形紅斑とも呼ばれ、手足などに赤い斑点や、中心と周囲で色の違う標的のような発疹ができる皮膚の反応です。かゆみや痛みを伴うことがあり、年齢や性別を問わず起こります。口の中、唇、目、陰部などの粘膜に…
扁平苔癬
扁平苔癬は皮膚や口の中、陰部などに生じる炎症性の病気です。皮膚には平らで紫がかったかゆい発疹が手首の内側や脚などに出ます。口の中では頬の粘膜などに白いレース状の模様、赤みやしみる痛みがみられ、長く続くことがあり…
毛孔性苔癬
毛孔性苔癬(毛孔性角化症)は、毛穴に一致する細かなぶつぶつで、上腕、太もも、お尻などがザラザラして見える状態です。健康上の害は通常ありませんが、乾燥やかゆみを伴うこともあります。若い人に多く、長く続く一方で年齢…
紅皮症
紅皮症は体の広い範囲が赤くなり、皮がむける状態です。強いかゆみ、寒気・発熱、むくみ、だるさ、脈が速いなどを伴うことがあります。皮膚から水分や熱が失われ、脱水や体温調節の障害、感染などにつながるため、急に広がる赤…
天疱瘡
天疱瘡は、自分の皮膚や粘膜の細胞同士をつなぐ成分を攻撃する抗体によって、水ぶくれや皮膚のただれができる自己免疫性の病気です。尋常性天疱瘡では口の中の痛いただれから始まることが多く、食べたり飲んだりしにくくなる場…
魚鱗癬
魚鱗癬は皮膚が乾いて厚くなり、魚のうろこのような細かい皮むけが続く病気の集まりです。腕や脚を中心にみられる軽い型から、全身の赤みや厚い角質を伴う重い型まであります。乾燥やかゆみのほか、重い場合はひび割れ、感染、…
紫斑
紫斑は、皮膚の中に血液が漏れ出て、赤紫色や暗い褐色などの斑点・あざとして見える状態です。小さな点状のものから広いあざまであり、ひとつの病名ではありません。 打撲によるあざのほか、血小板、血液を固める凝固因子、血…
リール黒皮症
リール黒皮症は、顔や首などに褐色から灰褐色の色素沈着が広がる状態で、色素沈着型接触皮膚炎と呼ばれることもあります。化粧品や染毛剤などの使用後に生じることがありますが、顔の色むらだけで病名や原因物質は決められませ…
スイート病
スウィート病(スウィート症候群)は、急に痛みを伴う赤い盛り上がりが皮膚に現れ、発熱やだるさを伴うことがある炎症性の病気です。顔、首、腕などに出ますが、発疹だけでは蜂窩織炎などの感染症と区別できません。発熱と痛い…
光線過敏症
光線過敏症は、通常なら問題にならない程度の光で、日光が当たった皮膚に赤み、かゆみ、痛み、発疹や水疱などが生じる状態の総称です。日光蕁麻疹、多形日光疹、薬剤による反応など原因はさまざまで、すべてが『日光アレルギー…
放射線皮膚炎
放射線皮膚炎は、主にがんの放射線治療で照射された部位に生じる皮膚の炎症です。赤み、乾燥、かゆみ、ひりつき、色調の変化、むくみ、皮膚がむけるなどの症状があり、照射部位や線量で程度は異なります。治療後に落ち着くこと…
電撃傷
電撃傷は、感電や落雷など電気によって皮膚や体内の組織が傷つくことです。皮膚に小さな傷しか見えなくても、心臓の不整脈、深い筋肉や神経の損傷、転倒によるけがが起こり得ます。意識がない、呼吸が異常、胸痛、強いやけど、…
凍傷
凍傷は、強い寒さで皮膚やその下の組織が凍り傷つく状態です。指先、足先、耳、鼻などに起こり、白っぽい・灰色の変色、硬さ、しびれが現れます。温めた後に腫れや水疱が出ることもあり、初期の見た目だけで損傷の深さは決めら…
床ずれ
床ずれ(褥瘡)は、同じ場所に体重がかかり続けたり、体がずれたりして血流が妨げられ、皮膚やその下の組織が傷む状態です。寝たきりの人だけでなく、車いすで長く座る人にも起こります。仙骨・お尻・かかとなど骨の出た場所に…
熱傷
熱傷(やけど)は熱い液体、炎、蒸気、熱い物に触れて皮膚や深い組織が傷つくことです。赤みと痛みだけの浅いものから、水疱を伴うもの、白色や黒色になって感覚が鈍い深いものまであります。深さは受傷直後には判断しにくく、…
ケロイド
ケロイドは、傷が治った後に赤く盛り上がった傷あとが、元の傷の範囲を超えて広がる状態です。かゆみ、痛み、引きつれを伴うことがあります。元の傷の範囲内で盛り上がる肥厚性瘢痕とは区別しますが、診察時に判断が難しいこと…
とびひ
とびひ(伝染性膿痂疹)は、細菌が皮膚に感染して水疱や膿疱、ただれ、黄色っぽいかさぶたを作る病気です。主に子どもにみられ、虫刺されや湿疹をかき壊した部分などから始まることがあります。病変の液に触れた手で別の場所を…
丹毒
丹毒は皮膚の浅い層に起こる細菌感染症で、赤く熱をもった、境界が比較的はっきりした腫れと痛みが急に現れます。発熱や悪寒を伴うこともあります。顔や脚などに起こり、見た目だけでは蜂窩織炎や感染症以外の赤みと区別しにく…
リンパ節炎
リンパ節炎は、首、わき、脚の付け根などにあるリンパ節が炎症を起こし、腫れや痛みを生じる状態です。近くの皮膚、のど、耳、歯の感染に伴うことが多く、赤み、熱感、発熱を伴う場合もあります。ただし、リンパ節が腫れる理由…
単純疱疹
単純疱疹(単純ヘルペス)は、単純ヘルペスウイルス1型または2型で皮膚や粘膜に小さな水ぶくれやただれが生じる病気です。口唇やその周囲、性器などに現れ、初めての感染では症状が強い場合も、ほとんど症状がない場合もあり…
カポジ水痘様発疹症
カポジ水痘様発疹症(疱疹性湿疹)は、アトピー性皮膚炎などで傷んだ皮膚に単純ヘルペスウイルスが広がって起こることが多い感染症です。似た形の小さな水ぶくれや丸いびらんが急速に増え、痛み、発熱、ぐったりする感じを伴う…
粉瘤
粉瘤(アテローム、表皮嚢腫)は皮膚の内側に袋ができ、角質や皮脂がたまる良性のしこりです。『脂肪の塊』や脂肪腫とは異なります。顔・首・背中などにでき、中央に小さな黒い開口部が見えることもあります。多くはゆっくり大…
有棘細胞がん
有棘細胞がんは皮膚の表皮を作る細胞から生じるがんです。初期には治りにくい傷、かさついた硬い部分、赤い盛り上がりやしこりのように見えることがあり、進むと出血やただれを伴います。大きなカリフラワー状の腫瘍になるまで…
基底細胞がん
基底細胞がんは皮膚がんの一種で、顔や頭頸部などに多く生じます。黒~褐色のほくろのように見えることがありますが、半透明で真珠のように光る盛り上がり、赤い平らな病変、出血してかさぶたを繰り返す治りにくい傷として現れ…
ふけ症
ふけは頭皮の角質が細かく剥がれて髪や肩に見えるものです。少量なら自然な現象ですが、増える、かゆみや赤みが強い、厚い鱗屑がある場合は頭皮の病気が関係することがあります。脂漏性皮膚炎のほか、乾燥、乾癬、白癬などでも…
多汗症
多汗症は、暑さや運動に見合わない発汗が続き、日常生活に支障が出る状態です。手のひら、足の裏、わき、顔など一部に多い局所性と、全身に多い全身性があります。汗の量だけでなく、紙や道具を扱いにくい、衣服が濡れる、人と…
無汗症
無汗症は、暑い場所や運動時など汗をかくはずの状況でも汗が出ない状態です。汗が少ない場合は乏汗症と呼びます。体の一部だけの場合も広い範囲の場合もあります。特に広範囲で汗が出ないと体温を下げにくく、体が熱くなる、だ…
わきが
腋臭症(えきしゅうしょう、ワキガ)は、わきの下から独特のにおいが出る状態です。汗の量が多い多汗症とは別で、両方が重なることもあります。においには個人差があり、清潔にしていても生じます。周囲との関係や本人の困りご…
口唇裂
口唇裂(こうしんれつ)は、生まれつき上唇がつながらず裂け目がある状態です。裂け目は片側または両側に生じ、唇だけの場合も、歯ぐきや口蓋(口の天井)まで続く場合もあります。授乳時に口で乳首をうまくくわえられないこと…
口蓋裂
口蓋裂(こうがいれつ)は、口の天井にあたる口蓋の組織が生まれつきつながっていない状態です。上唇にも裂け目がある場合と、口蓋だけの場合があります。口の中を見ないと分かりにくい型もあります。赤ちゃんがミルクをうまく…
鼻の変形
鼻の変形には、鼻筋がへこむ鞍鼻、曲がる斜鼻、背が高く見えるハンプ、幅が広い広鼻などがあります。見た目の悩みだけでなく、鼻づまりや呼吸のしにくさがある場合もあります。変形が急に進む、外傷後の痛みや出血が続く場合は…
斜視
斜視は、ものを見るときに両眼の視線が同じ方向へそろわず、片方の目が内・外・上・下へずれる状態です。ずれが常に見える人も、疲れたときなどだけ目立つ人もいます。子どもだけでなく大人にも起こります。幼い子どもは二重に…
色覚異常
色覚異常(色覚特性)は、特定の色の組み合わせを区別しにくいなど、色の見え方が多くの人と異なる状態です。生まれつきのことも、後から眼や視神経の病気、薬の影響などで起こることもあります。先天性では自覚しにくいことが…
霰粒腫
霰粒腫(さんりゅうしゅ)は、まぶたの脂を出すマイボーム腺が詰まり、まぶたにしこりができる状態です。典型的には痛みの少ない丸いしこりで、感染による麦粒腫(ものもらい)とは違います。ただし炎症が強いと赤く腫れ、痛む…
眼瞼炎
眼瞼炎はまぶた、特にまつ毛の生え際に起こる炎症です。赤み、かゆみ、異物感、朝にまつ毛の根元が固まるなどの症状が出て、良くなったり再発したりすることがあります。まぶたの皮膚のかぶれなど、似た症状の病気もあります。…
眼瞼けいれん
眼瞼けいれんは、まぶたを閉じる筋肉が意思に反して働き、まばたきが増える、まぶしい、目を開け続けにくいなどが続く病気です。進むとまぶたが強く閉じ、歩行や読書に支障が出ることがあります。多くは両目に起こります。短時…
翼状片
翼状片(よくじょうへん)は、白目を覆う結膜の組織が三角形のように黒目の角膜へ伸びる良性の病変です。初めは目の赤みや異物感、乾燥感だけのことがあります。進むと角膜の形がゆがんで乱視や視力低下を起こし、視線の中心ま…
化学眼外傷(角膜化学腐食)
化学眼外傷は、化学物質が目に入り、角膜や結膜などが傷つく状態です。痛み、涙、充血、見えにくさなどが起こり、重症では視力に重大な障害が残ることがあります。
硝子体混濁
硝子体混濁(しょうしたいこんだく)は、眼球の内側を満たす透明なゼリー状の硝子体に濁りがある状態です。小さな濁りの影が網膜に映ると、虫や糸くずが動いて見える飛蚊症として気づきます。濁りが広いと視界のかすみや視力低…
視神経萎縮
視神経萎縮(ししんけいいしゅく)は、網膜から脳へ視覚の情報を運ぶ視神経の線維が損傷し、眼底で視神経乳頭が白っぽく見えるなどの変化を示す状態です。一つの決まった原因の病名ではありません。視力低下、見える範囲が狭く…
先天性難聴
先天性難聴は、生まれつき聞こえにくさがある状態です。片耳だけの場合や軽度でも、聞こえとことばの発達に影響することがあります。反応だけで判断できず、新生児聴覚検査と、その結果に応じた精密検査が大切です。要再検は難…
外耳道湿疹
外耳道湿疹は、耳の穴の皮膚にかゆみ、赤み、乾燥や皮むけ、ときに湿った耳だれが出る炎症です。かゆくても耳かきや綿棒で掻くと皮膚が傷つき、さらに悪化したり感染を合併したりします。強い痛み、膿のような耳だれ、聞こえに…
滲出性中耳炎
滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)は、鼓膜の奥の中耳に液体がたまる状態です。急性中耳炎と違い、強い耳痛や発熱がないまま、聞こえにくさや耳のつまった感じが続くことがあります。小児では呼びかけへの反応が弱い…
鼓膜損傷
鼓膜損傷は、耳の奥で音を伝える鼓膜に傷や穴ができた状態です。耳の痛み、耳鳴り、聞こえにくさ、出血や耳だれが起こることがあります。耳かきや綿棒で傷つけた、耳を打った、爆発音や急な気圧変化があった後に症状が出た場合…
慢性鼻炎
慢性鼻炎は、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻の症状が長く続く状態を指す言葉です。鼻粘膜の炎症や刺激が関係しますが、原因は一つではありません。アレルギー性鼻炎、非アレルギー性鼻炎、薬剤による鼻炎などを分けて考え、…
嗅覚障害
嗅覚障害は、においを感じにくい・全く感じない、実際とは違うにおいに感じるなど、嗅覚の変化を指します。食べ物の風味が分かりにくくなることもあります。かぜの後などに数週間で回復することもありますが、続く場合や片側だ…
嚥下障害
嚥下障害は、食べ物や飲み物を口から胃へ安全に運びにくい状態です。むせ、のどや胸のつかえ、食事時間の延長、体重減少などが手がかりです。むせなくても誤嚥する場合があり、肺炎、脱水、栄養不足につながります。急に飲み込…
喉頭がん
喉頭がんは声帯を含む喉頭にできるがんです。声帯付近の声門がんでは早い段階から声のかすれが起こり、声門上部ではのどの違和感や飲み込むときの痛み、声門下部では進行するまで症状が目立たない場合があります。声がれが長引…
エプーリス
エプーリスは歯肉にできる限局したしこりの呼び名で、ひとつの病理診断名ではありません。歯と歯の間や歯肉の縁にでき、赤い、出血しやすい、痛みがないなど見え方はさまざまです。すべてが若い女性に起こるわけでも、放置すれ…
口腔がん
口腔がんは舌、歯肉、頬の内側、口腔底、硬口蓋など口の中にできるがんの総称です。赤い・白い斑点、硬いしこり、治らない口内炎のような病変で気づくことがあり、初期には痛みがない場合もあります。口の中の同じ場所に2週間…
直腸瘤
直腸瘤は、直腸と腟の間の支持組織が弱くなり、直腸が腟の後ろ側の壁を押して膨らむ状態です。腟に膨らみや圧迫感が出たり、便が出しにくい・出し切れない感じがしたりします。症状のない場合もあり、便秘が必ず直腸瘤によると…
不妊症
不妊症は、妊娠を望み避妊せずに性生活を続けても一定期間妊娠しない状態です。日本では一般に1年が受診の目安です。35歳以上や月経不順、子宮内膜症などが疑われる場合は、1年を待たず相談することが勧められます。妊娠経…
陥没乳頭
陥没乳頭は乳頭が内側に引き込まれている状態です。もともとの形で左右にみられることもあり、陥没しているだけで授乳ができないとは限りません。一方、以前は出ていた乳頭が新たに片側だけ引き込まれた、乳房にしこりがある、…
うっ帯性乳腺炎
『うっ帯性乳腺炎』は古くから使われる呼び名です。産後数日の乳房緊満は、乳汁の増加とむくみで乳房が張り痛む状態で、細菌感染とは限りません。一方、乳房の局所的な赤みや痛み、発熱などがあれば炎症性・細菌性の乳腺炎も考…
急性化膿性乳腺炎
急性化膿性乳腺炎は、乳房の炎症に細菌感染が加わり、赤み、熱感、腫れ、痛み、発熱や悪寒などが起こる状態です。しこりや強い痛みが続くと膿瘍ができていることもあります。授乳中のどの時期にも起こりえます。発熱や急な悪化…
巨大児
巨大児(きょだいじ)は、日本で一般に出生体重が4,000g以上の赤ちゃんを指す言葉です。出生前は超音波で体重を推定しますが、実際の出生体重とは差があり、推定だけで巨大児と確定できません。体が大きいこと自体が病気…
ハイリスク新生児
ハイリスク新生児は、出生前後の経過や病気などから、通常より丁寧な診療や退院後のフォローが必要と判断された赤ちゃんを指す言葉です。早産・低出生体重、出生時の低酸素、脳や心臓の病気、長期の呼吸管理など、背景はさまざ…
低出生体重児
低出生体重児(ていしゅっせいたいじゅうじ)は、出生体重が2,500g未満の赤ちゃんです。1,500g未満は極低出生体重児、1,000g未満は超低出生体重児とも呼びます。これは出生時の体重で分ける言葉で、早産児と…
分娩まひ
分娩まひは、出生の前後に赤ちゃんの神経が傷つき、腕や顔などの動きが弱くなる状態です。代表的な腕神経叢まひでは片腕を動かしにくくなります。顔面神経では表情やまぶたの閉じ方に左右差が、横隔神経では呼吸の異常が出るこ…
産瘤
産瘤(さんりゅう)は、出産時に赤ちゃんの頭にかかった圧力で頭皮に生じるむくみです。多くは生まれたときから見られ、柔らかく、頭の骨と骨の境目を越えて広がることがあります。通常は短い期間で小さくなります。頭血腫は骨…
頭血腫
頭血腫(とうけっしゅ)は、赤ちゃんの頭蓋骨と骨膜の間に血液がたまってできるふくらみです。分娩直後には目立たず、後から見つかることもあります。骨膜の下にあるため、通常は一つの骨の範囲にとどまり、骨と骨の境目を越え…
頭蓋内出血
新生児の頭蓋内出血は、頭蓋骨の内側で起こる出血の総称で、脳室内、脳実質、硬膜下など場所によって状態が異なります。早産児では脳室の周囲にある未熟な血管から脳室内出血が起こることがあります。少量なら症状がないことも…
高ビリルビン血症
新生児高ビリルビン血症は、血液中のビリルビンという物質が増えた状態です。皮膚や白目が黄色くなる黄疸として気づくことがあります。新生児には生理的な黄疸もよくみられ、多くは治療なしで改善しますが、数値が高い、早く出…
先天性巨大結腸症
先天性巨大結腸症(ヒルシュスプルング病)は、腸の一部に便を送り出す働きに必要な神経節細胞がなく、便が通りにくくなる生まれつきの病気です。出生後に胎便が遅い、おなかが張る、緑色の液を吐くなどで見つかりますが、胎便…
新生児肝炎
新生児肝炎は生後早期に肝臓の炎症や働きの異常がみられる状態を指す言葉です。皮膚や白目の黄色さが続く、便が白っぽい・灰色、尿が濃い、体重が増えにくいなどの症状がみられます。黄疸の原因は一つではなく、治療の時期が重…
心室中隔欠損症
心室中隔欠損症は、左右の心室を隔てる壁に穴がある先天性心疾患です。小さな穴では症状がなく、心雑音で見つかることがあります。大きな穴では肺に流れる血液が増え、乳児の呼吸が速い、授乳に時間がかかる、体重が増えにくい…
動脈管開存症
動脈管開存症は、胎児期に大動脈と肺動脈をつなぐ動脈管が出生後も開いたままの状態です。小さい場合は症状がなく、心雑音で見つかることがあります。大きい場合は肺への血流が増え、呼吸が速い、哺乳しづらい、体重が増えにく…
未熟児貧血
未熟児貧血は、早産で生まれた赤ちゃんに出生後みられる貧血です。赤血球が少なくなると、酸素を十分に運びにくくなります。目立つ症状がない場合もありますが、脈が速い、体重が増えにくい、呼吸が止まる発作などがみられるこ…
低身長症
低身長は同年齢・同性の子どもと比べて身長が低い状態を指し、病名そのものとは限りません。日本小児内分泌学会は身長を成長曲線に記録し、身長が-2SD以下、伸びが鈍い、曲線から外れていく時は小児科で相談するよう勧めて…
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは、主に乳幼児にみられるエンテロウイルス感染症です。突然の発熱、のどの痛み、口の奥の小さな水疱が特徴で、水疱が破れると食べ物や飲み物がしみることがあります。多くは数日で軽快しますが、水分が取れない…
突発性発疹
突発性発疹(突発性発しん)は主に乳幼児に起こり、突然の高熱が数日続いた後、熱が下がる頃に体や顔、手足に赤い発疹が出る感染症です。下痢を伴うこともあります。熱がある間は発疹が出ず、別の病気との区別が難しいため、発…
手足口病
手足口病は、口の中、手のひら、足の裏などに小さな水ぶくれや赤い発疹が出るウイルス感染症です。肘、膝、お尻にも出ることがあり、発熱が目立たない子もいます。口の中の痛みで食べたり飲んだりしにくくなることが、家庭で特…
小児白血病
小児白血病は、血液をつくる骨髄などで白血病細胞が増える病気で、小児がんの中では最も多い種類です。急性リンパ性白血病(ALL)が約7割、急性骨髄性白血病(AML)が約4分の1を占めます。正常な血球が減ると、顔色が…
神経芽細胞腫
神経芽腫(神経芽細胞腫)は未熟な神経細胞から生じる小児のがんで、副腎や背骨に沿った神経組織に発生します。腹部のしこりや骨の痛みなどで見つかることがあります。乳児の一部では自然に縮小する一方、転移して進行する場合…
悪性奇形腫瘍
『悪性奇形腫瘍』という旧来の呼び名だけでは、現在の治療方針は決められません。奇形腫は胚細胞腫瘍の一種で、成熟・未熟の違いや悪性細胞を含むかで性質が異なります。精巣、卵巣、仙尾部など発生部位や年齢によって症状も変…
ダウン症候群
ダウン症候群は、21番染色体の遺伝情報が通常より多い状態で、体の健康や発達に影響することがあります。見た目や発達のしかた、必要な支援は一人ひとり異なり、外見だけで診断や将来の生活を決めることはできません。心臓の…
愛情遮断症候群
『愛情遮断症候群』は、子どもの成長不良を養育環境や心理社会的な負担と結びつけて説明してきた呼び名です。ただし、身長が低い、体重が増えない、表情が乏しいといった様子だけで『愛情不足』や虐待と判断することはできませ…
熱性けいれん
熱性けいれん(熱性発作)は、主に生後6か月から5歳までの乳幼児に、発熱に伴って起こる発作です。手足が震えたり体がこわばったりするほか、力が抜けて反応がなくなることもあります。発熱時の発作をすべて熱性けいれんと判…
解離性障害
解離性障害(解離症)は、記憶、意識、自分らしさや周囲の現実感が普段と違う形で途切れたり、つながりにくくなったりして、生活に困りごとが生じる状態の総称です。特定の時期を思い出せない解離性健忘、自分や周囲が現実でな…
適応障害
適応障害は、仕事、学校、家庭、病気などのストレスとなる出来事や変化の後に、不安、落ち込み、不眠、身体の不調、普段と違う行動などが生じ、本人の苦痛や生活への支障が大きくなる状態です。症状は通常、ストレスとの時間的…
摂食障害
摂食障害は食事、体重、体型に関する考えや行動が続き、心身の健康や生活に影響する病気の総称です。神経性やせ症(従来の拒食症)、神経性過食症、過食性障害、回避・制限性食物摂取症などがあります。食事量を強く制限する、…
知的障害
知的障害(知的発達症・知的能力障害)は、発達の時期から、学ぶ・考えるなどの知的機能と、日常生活を送るための適応行動の両方に大きな制約がある状態です。適応行動には、読み書きや時間・お金の理解、コミュニケーション、…
自閉スペクトラム症(ASD)・旧称:広汎性発達障害
広汎性発達障害(PDD)は、自閉症やアスペルガー症候群などを含めて使われてきた名称です。現在は自閉スペクトラム症(ASD)という名称が広く使われています。 対人コミュニケーション、興味や行動のパターン、感覚の敏…
特異的発達障害
『特異的発達障害』は、発達の一部に目立つ困難がある状態をまとめて呼んだ旧来の表現です。現在の相談では、読み・書き・計算に持続的な困難がある限局性学習症(学習障害)と、話す・聞いて理解するなどの言語の発達に困難が…
注意欠如・多動症(ADHD)
ADHDは、不注意や多動性・衝動性の特性によって、学校、家庭、職場などの生活に困難が生じる神経発達症です。以前は注意欠陥多動性障害とも呼ばれていました。子どもだけでなく、大人でも段取りや時間管理などに困りごとが…
チック障害
チック障害(チック症)では、まばたきや肩をすくめるなどの動き、咳払いや声などが、本人の意思とは関係なく繰り返し現れます。運動チックと音声チックがあり、種類や強さは変化することがあります。1年未満なら暫定的チック…
頸管無力症
頸管無力症は、妊娠中期に強い陣痛などがないのに子宮頸管が短くなったり開いたりし、後期流産や早産につながる状態です。症状がないこともありますが、下腹部の圧迫感、分泌物の変化、出血などがみられる場合もあります。過去…
流産
日本で流産とは、妊娠22週未満に妊娠が終わることをいいます。妊娠初期の出血や腹痛は流産の症状として起こりますが、出血だけで流産と決まるわけではありません。症状がなく、超音波検査で初めて分かる場合もあります。妊娠…
稽留流産
稽留流産は、妊娠22週未満に胎芽や胎児の発育が止まった後も、子宮内にとどまっている状態です。出血や腹痛がないまま超音波検査で分かることが多く、症状だけでは判断できません。妊娠初期は時期や超音波所見によってすぐに…
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
妊娠高血圧症候群は妊娠に関連して高血圧がみられる病気の総称で、以前は『妊娠中毒症』と呼ばれていました。妊娠中に初めて高血圧となる妊娠高血圧や、高血圧にたんぱく尿・臓器障害・胎児の発育不良などが加わる妊娠高血圧腎…
前期破水
前期破水は陣痛が始まる前に赤ちゃんを包む卵膜が破れ、羊水が出ることです。37週未満に起こる場合を早産期前期破水と呼び、早産や感染への注意が必要です。羊水は大量に出る場合だけでなく、少しずつ漏れて尿や水っぽいおり…
多胎妊娠
多胎妊娠は同時に2人以上の胎児を妊娠することです。双胎では『一卵性か二卵性か』に加え、胎盤と羊膜を共有するかという膜性が妊娠中の管理に重要です。同じ一卵性でも胎盤を別々に持つ場合があり、一卵性というだけで胎盤共…