急性糸球体腎炎治療法は、基本的に安静、食事療法を行う。またβラク …
2007年12月28日
Q.質問
急性糸球体腎炎治療法は、基本的に安静、食事療法を行う。またβラクタム系抗生物質や抗炎症薬を用いる、と本で読みました。そのうちの食事療法に減塩、低タンパク、水分制限、高カロリーとあったのですが、なぜ高カロリーの食事を取るのでしょうか?他3つは納得いくのですが…ご存知の方いしたら教えてください。よろしくお願いします。
2007年12月29日
A.回答
先ずは、高カロリー食を勧める理由を理解するために必要な事を知っていただきます。人間は生きるためにエネルギーが必要です。エネルギーがなくては喋ったり運動をしたりするどころか、心臓を動かす事すら出来ないのです。そこで、エネルギーを作るために栄養を摂らなくてはなりません。栄養素には主に、糖質(炭水化物)・脂質・タンパク質の3つがあり、3大栄養素と呼ばれています。では、断食をしても死なないのは何故でしょう?ご存知の通り、皮下脂肪を分解してエネルギーにするためです。しかし(あまり知られていないのが残念ですが)、脂肪の他に筋肉も分解されてエネルギーになるのです。健康な人ならば、筋肉がちょっと減ったくらいでは大した問題にはなりません。またタンパク質を摂れば、筋肉が戻るわけですから。では、急性糸球体腎炎の人はどうでしょう?腎臓に負担をかけないよう低タンパク食を摂るため、筋肉が出来にくいのです。すなわち、急性糸球体腎炎の人は、今ある筋肉を大切にしなくてはなりません。カロリー不足による筋肉を分解する事は避けなくてはなりません。そのために高カロリー食が推奨されるのです。高カロリー食自体はあまり腎臓の負担にはなりませんから。少なくとも、減った筋肉を付けるためにタンパク質を多く摂るよりは、高カロリー食を予防的に摂る方が低リスクなのです。
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