微熱あり、咳が止まりません。大学病院にいったら、『風邪です』と …

2008年09月13日 Q.質問
微熱あり、咳が止まりません。大学病院にいったら、『風邪です』と言われて解熱剤と鎮咳剤をだしてもらいました。解熱剤で熱はとまりました。咳は、多少頻度が減りましたが、止まりません。1週間しても咳が収まらないので、通院した時、「肺炎でないしょうか?」と聞いたら聴診器を当てて、(慎重に?)肺の音を聞きました。聴診器の音から判断して、『肺炎ではありません』と言って別の鎮咳剤と処方しました。その後も咳が止まりません。熱は、微熱です、肺炎になると、38度以上の熱になるらしいので、肺炎と断定しているのでは、ありません。素朴な質問です。聴診器による、肺炎検査の精度は、どの程度の感度があるのでしょうか?具体的には、レントゲン写真より感度が高いのでしょうか?マイコプラズマ肺炎の場合だと、『聴診器で胸の音を聞いても悪い音がしない』とあります。http://www2.ocn.ne.jp/~toyamate/mico.html出典が異なると、まれに信憑性が異なります。現役の先生、ご回答を宜しくお願いたします。
2008年09月13日 A.回答
聴診は、ハイテク診療機器に依存することなく、また患者に過度の負担をかけることなく、正確な臨床診断を行うために欠かせない手技の一つです。ご心配されています、マイコプラズマ肺炎では、捻髪音といって細かい、高音性、短い「パチパチ、バリバリ」という硬い音が聴かれます。その他の疾患でも特有の音があり、医師はこの聴診から疾患をある程度予測できます。血液検査はしてもらいましたか?その結果とレントゲン、合わせてほぼ確定できます。レントゲンを撮るか否かの判断は、この聴診音の異常がある場合です。それほど聴診は異常の有無を診断できるものです。風邪と言われて咳が続くケースで多いのは、後鼻漏と言って鼻汁がのどの方へ落ちることをといいます。後鼻漏は慢性咳嗽の最も多い原因です。咳はどのようなタイプですか?痰がからんでいますか?それとも、痰の少ない、いわゆる空咳がですか?すでに受診され風邪と診断を受けられているのでしたら、めったにないとは思いますが、念のため下記に長引く咳の原因とその治療法を記載しておきますのでご参考にされてください。 ①痰の多い、湿った咳が続く主な原因疾患 慢性気管支炎、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎 慢性副鼻腔炎などに伴う後鼻漏 、 副鼻腔気管支症候群 かぜ症候群後の慢性咳嗽 逆流性食道炎、胃食道逆流症 GERD、咽喉頭(酸)逆流症 LPRD 肺結核、肺真菌症 気管支喘息 肺癌② 痰の少ない、いわゆる空咳が続く主な原因疾患 咳喘息 アレルギー性気管支炎、アトピー咳嗽 アレルギー性鼻炎にともなう後鼻漏、喉頭アレルギー 間質性肺炎、肺線維症 肺癌、胸膜腫瘍、気管支腫瘍、縦隔腫瘍 薬剤性咳嗽(ACE阻害薬、β阻止薬、NSAID) 耳性咳嗽 神経性咳嗽(ヒステリー、心因性、習慣性)咳と痰の治療 症状に合わせて、次のような薬を用います。1. 中枢性鎮咳剤:中枢に働いて咳の反射の神経を抑制する。2. 末梢性鎮咳剤:末梢に働いて気管支のけいれんを抑制する。3. 去痰剤・喀痰溶解剤・蛋白分解酵素剤:喀痰を柔らかくして排出する。4. 気管支拡張剤:自律神経に作用して気管支のけいれんを抑制する。5. 抗ヒスタミン剤:気道の分泌を抑制し、抗アレルギーとして作用する。6. 副腎皮質ホルモン剤:抗アレルギーおよび抗炎症作用。7. 抗生物質:細菌感染を防止する。8. 漢方薬:麦門冬湯、麻黄湯、小青竜湯、滋陰降下湯など。9. 制酸剤・プロトンポンプインヒビター(PPI):逆流性食道炎など。看護師をしているものです。お役にたてば幸いです。どうぞお大事になさってください。

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