胆管がんの緩和ケアについて質問します。祖父93歳が胆管がんと診 …
2011年10月18日
Q.質問
胆管がんの緩和ケアについて質問します。祖父93歳が胆管がんと診断されてから4カ月が経ちました。末期で高齢のため積極的な治療は行っていません。現在腹水がたまり、全身に黄疸が出ています。寝たきりです。食事は流動食を口から取っています。腹水は、何度か抜いてもらったことがあり、成分を調べたところ、がん性のものではないとのことでした。最近は話すこともしなくなり、意思の疎通が難しくなってきました。寝たきりで、身体がしんどいのか、身をよじりながら「うんうん」唸って辛そうです。どう辛いのか、聞いても答えてくれないので、軽くさすってあげたりしています。主治医から不穏薬を処方され、それを飲ませると少し眠ってくれますが、それも効かなくなってきたようです。余命は、いつ何が起きてもおかしくないと言われました。それだけに、痛みからは解放させてあげたいです。何か良い手立てはないでしょうか?
2011年10月22日
A.回答
元緩和ケア病棟の勤務医です。数ヶ月前からの状態変化や水分・流動物の摂取量などが分かりませんが書いてある内容から判断すると、余命としては一ヶ月を越えることはかなり難しいと思います。苦痛緩和を積極的に治療するのであれば、私であればステロイドを使用したいと思います。また、既に痛みの有無を判断することは難しくなっていると思いますが、家族と医療者の同意があればモルヒネなどの医療麻薬の使用も許される状況ではないかと考えます。また、鎮静(セデーション)という考え方から不穏薬(セレネースなどでしょうか)を苦痛がとれるまで(多くは眠ってしまうまで)段階的に増量する選択肢もあると思います。ただ、鎮静は前二者で苦痛緩和が図れない時に考慮すべきかと思います。消極的な苦痛緩和としては、点滴による無理な延命を避けるべきです。水分がとれない段階で点滴をしても延命効果はせいぜい週単位ですが、腹水の増加や痰の増加など御本人の苦しみをかえって増すことも少なくありません。また、延びた時間も多くの場合、より苦痛の強い時間になってしまうからです。点滴が全て害があるという事ではありませんが、お祖父様の状態では上記弊害が起こる可能性が高いと思います。
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