丹毒と診断され4日前に入院し、抗生剤の点滴(1日二回)の治療を受け …

2010年05月16日 Q.質問
丹毒と診断され4日前に入院し、抗生剤の点滴(1日二回)の治療を受けています。わからないことがあります。① 外見上はまぶたが赤く腫れており、家庭の医学などに掲載されている写真みたいなのですが、発熱はまったくなく、体温が低めのときがあったりして不思議です。こんなことさあり得ますか?② 入院してから、抗生剤の点滴を6回もしているのにもかかわらず、腫れの引きが異常に遅く、逆に顔全体がむくんできました。抗生剤が効いてないのでしょうか?不安です。
2010年05月18日 A.回答
耳鼻科医です顔面に症状が出るため耳鼻科にかかる方がしばしばおり丹毒は数例経験しています。①丹毒は溶血性連鎖球菌(溶連菌)感染症で、本来皮膚疾患です。ですから、全身症状として発熱がなくても不思議はありません。②顔面のむくみの原因をきちんと確認する必要があります。点滴の量が多い場合にもむくみは出ますので。抗生物質の効果を判定するのは開始後72時間程度です。週の後半に治療開始したようですから、効果判定するのは週明けになってしまうでしょう。むくみの原因がはっきりせず、皮膚の発赤・腫脹が悪化していないのなら、ここはぐっと耐えるところと思います。正しく治療がされていれば、ですが。というのは、恐らくペニシリン系の抗生物質を使っていると思いますが、ペニシリンは1日4-6回の投与が必要とされています。しかし、日本ではそのような大量頻回投与が薬事申請上で認められておらず、なぜか効果が怪しい量で投与されている事が多いのです。薬の選択はあっていても投与量・方法が間違っている可能性は否定できません。(参考:岩田健太郎 著 抗菌薬の使い方)もう一つ、溶連菌感染症にともなう糸球体腎炎(PSAGN)を起こしていないか、という点は気にする必要があります。尿量はきちんと出ていますか(1500ml/日程度)?血尿はないでしょうか?この点に気づかれたら、すぐに主治医に言ってください。丹毒程度では恐らく血液検査はあまりしないと思うので、対応が遅れないようにするためにも、早めの報告が必要です。お大事にしてください。
 
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