ウイルス性髄膜炎を起こし、入院しました。Drからの説明の時、原因 …
2009年10月10日
Q.質問
ウイルス性髄膜炎を起こし、入院しました。Drからの説明の時、原因のウイルスの名前に「キス」が付いていて、やたらと長い名前のウイルスだったような気がするのです。そして、「キスすると感染するウイルスです。」みたいな事も言われたのですが…。そんなウイルスは存在するのでしょうか。確かに、彼とキスをしましたが、遠距離恋愛なので、発症1ヶ月前にしたきりです。物凄い痛みと高熱でしたので、その時のDrの説明もうろ覚えで、やたらと「キス」を連呼された事しか頭に残っていないのです。そんな「キス」のウイルスは存在しますか?また、そのウイルスが感染してからの潜伏期間は1ヶ月と長いものなのですか?なんだか、とてもイケナイウイルスに感染した様な気分です。どうか、ご回答をよろしくお願いします。
2009年10月15日
A.回答
Epstein Barr ウィルス(EBV)は主に扁桃炎を起こすウィルスで欧米では思春期の子供がキスによって移されるケースが多いとされ、EBV感染症は別名「Kissing disease」と呼ばれます。高熱、咽頭痛を主症状とし、血液検査で異常な形態の白血球(異型リンパ球)の出現、肝障害などが見られます。潜伏期は4-6週なので、貴方がEBV感染症であった可能性は確かにありそうです。耳鼻科医なのでEBVによる扁桃炎はしょっちゅう診ており、それでも髄膜炎まで至ったケースはであった事がなかったのですが、教科書を見ると確かに書いてありました。勉強になりました。私が知っている範囲で、接吻の意味での「キス」を含む医学用語はこれくらいしかないです。勿論、「キス」を含むウィルスの名前というのは固有名・俗称ともに聞いた事がありません。その他にキスでうつり中枢神経感染症を起こすウィルスにはエコーウィルス、コクサッキーウィルス、エンテロウィルス、ムンプスウィルス、ヘルペスウィルス、麻疹ウィルス、インフルエンザウィルスなどがあります。前3者でウィルス性髄膜炎の80%を占め、ムンプスウィルスによるものが10%程度と言われます。エコー・コクサッキー・エンテロウィルスの潜伏期は2-7日、ムンプス18-21日です。もう一度担当の先生にお尋ねして確認した方が良いと思います。参考文献 必修 小児科学(南江堂) イヤーノート (Medc Media)
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