軟膏とクリームの違いについて教えてください。皮膚科からパスタロ …

2010年05月29日 Q.質問
軟膏とクリームの違いについて教えてください。皮膚科からパスタロンソフト軟膏20%が処方されました。市販のケラチナミンクリーム20がありますが薬としての効き目に違いがありますか。薬の知識が無い私にしてみると尿素が20%入っているのならどっちを使ってもいいように思います。毛孔性苔癬です。
2010年05月30日 A.回答
軟膏もクリームも、薬効成分を「基剤」に溶かし、患部にぬって薬理作用を期待するものです。薬効成分を直接患部にぬる事は通常不可能ですから、基剤というものに分散させるのですが、この「基剤」の性質により、一応ご質問の「軟膏」と「クリーム」に別れます(そのほかにもゲル剤と呼ばれるドロドロしたゼリー状の塗り薬もありますが、痛み止めに使われることが多い)。①軟膏基剤が油性で、少し水分が含まれており(油中水型エマルジョン)、患部を保護する作用が強い。基本、常温で固体の油なのでべとつきがある。②クリーム軟膏とは逆に水性の基剤です。水に油が溶けている感じで(水中油型エマルジョン)、、さらっとしており、べとつきはない。簡単に言うと、クリームの方がさらっとしてベタつきが無く、顔など見える部分に使いやすい。感覚的には好まれます。手についても洗い流しやすい。軟膏はべとつき感ゆえに、見える部分に使用すると油のテカリが目立ちます。さて、ここからが本題なんですが、軟膏はベトベトしていますが、患部への吸着性は優れており、表面を保護する作用も期待できます。つまり、軟膏自身が皮膚表面保護作用を期待できるのです。質問者様の「毛孔性苔癬」の治療には「クリーム」より「軟膏」がより適切な選択です。パスタロンソフト軟膏とケラチナミンクリームは、共に薬効成分として「尿素」が配合されており、皮膚の角質の水分保持量を増加させ、角質の溶解、剥離をうながす作用がありますが、パスタロンソフト軟膏の油分が、尿素の薬理作用である水分保持の目的には合っています。(まとめ)毛孔性苔癬は毛穴の出口が広がり、そこに褐色の角質が充満している状態ですから、パスタロンソフト軟膏に含まれる尿素により患部の水分を高め、角質を溶解・剥離させます。「軟膏」の皮膚表面保護作用は、治療目的である水分の保持に、より役立ちます。

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