クッシング症候群の症状
クッシング症候群とは、副腎皮質ホルモンの一種であるコルチゾールの分泌が慢性的に過剰になる病気です。満月様顔貌(ムーンフェイス)、体幹部の肥満(胴体を中心にした肥満)や皮膚が赤くなるといった身体上特徴的な症状に加えて、骨粗しょう症、筋力の低下、高血圧や糖尿病、うつ病(うつ症状)などの合併といった症状をもたらします。
加えて、男性の場合はインポテンツ、女性の場合は無月経、ヒゲが生えるといった症状が見られます。
クッシング症候群の原因
クッシング症候群は脳の下垂体に腫瘍ができ、副腎皮質刺激ホルモンが過剰に分泌されるためコルチゾールの分泌量も増えるために起こる場合と、副腎にできた腫瘍のためにコルチゾールが過剰分泌する場合もあります。
なお、下垂体に腫瘍ができた場合を「クッシング病」と呼びます。クッシング症候群全体では、クッシング病によるものがおよそ3割、副腎腫瘍によるものが7割となっています。
このうち、クッシング病については、国の難病(特定疾患)に指定されています。
クッシング症候群の治療法
クッシング症候群の治療は原因となっている腫瘍を外科的な手法により取り除くことが第1の治療法とされます。腫瘍が完全に手術で除去できない場合は放射線治療も行います。
ただし、腫瘍を摘出できたとしてもその後の副腎の働きが正常に戻るまでは時間がかかりますので、内服薬(副腎皮質ホルモン剤)の服用を継続します。一般的には1、2ヶ月~1年程度継続されます。
クッシング症候群は身体的な症状で気付く場合もありますが、高血圧や糖尿病などを合併する危険性もありますので、症状に疑問をもったら、内分泌系の医師に相談するようにしましょう。早期治療が重要です。
クッシング症候群に関するQ&A
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